旧津山扇形機関車庫は現存二番目の規模。岡山県の「津山まなびの鉄道館」へ足を運びました
今年は扇形車庫の訪問が連続するのは気のせいか・・・?
という訳で、タイトルにあるとおり、岡山の県北にある津山市。津山駅近くにある「津山まなびの鉄道館」は
旧津山扇形機関車庫を中心に収蔵車両や資料を展示する鉄道系博物館。
イベントなど限定で公開されていた施設ですが、2016年より博物館となり通年公開へ。
前々から気になっていた施設でしたので、今回は鳥取へ向かう途中に足を運んでみました。
行くぜ中国道!!(いつもの書き出し
早朝から名古屋を出発したものの、やはり中国道の吹田や宝塚あたりで渋滞に巻き込まれてぐったり。
新名神の早期開通が望まれますね。マジあの区間はどうにもならん・・・
津山市ではB’zの稲葉浩志の出身地として一部では有名。
そして実家の化粧品店はファンの聖地となっているとか。まぁ、このあたりの話は割愛。
で、中国道の津山ICで降りて、稲葉さんちを経由してから津山駅前にやってきました。
駅前は近年に手が加えられたようで、真新しい感じに仕上がっていました。
駅構内にも大きく案内の看板が出ていました「津山まなびの鉄道館」
最寄り駅的には津山ですが、駅舎からは反対側になるので、ぐるっと移動しないといけませんね。
駅前に大きく掲げられたB’zのふたり
観光案内所に置いてあった、稲葉氏の思い出めぐり地図。
すっかり町おこし的な観光要素になっていますね、津山におけるB’zは
駅前を見た後は車でぐるっと回って旧津山扇形機関車庫側にやってきました。
駐車場も20台ほど用意されているので、車の人はそのまま車で来てしまって大丈夫です。
入場料金は300円。規模の割にはお安い?
敷地内に入るとバッと目に飛び込んでくるのは、旧津山扇形機関車庫の姿。
転車台もさることながら、機関車収納線数17という規模は圧巻である。
全てが蒸気機関車という訳ではありませんが、車庫には各所から集められた往年の車両が収蔵されている
車両があるなしで見た目のインパクトが違いますし、何と言っても扇形車庫らしい姿だ
あ、近代化産業遺産だ。
転車台はロープで遮られており、近寄ることは出来ません
回転実演イベントは年に数回行っているそうですが、地方民だとなかなかお目にかかれなさそう。
「津山まなびの鉄道館」では転車台や車両の展示のほか、「あゆみルーム」と「しくみルーム」等が用意されており
岡山における鉄道の歴史と、鉄道の運行に関する展示がなされている。
あー、これ駅員や車掌が持ってるやつじゃん!
「体験用」として置いてありましたが、これ実物を手で触れるなんて無かったのでレア度高いのではないか?
ちなみに、どこの製品かと思ったらシャチハタのXスタンパーシリーズ(業務用)でした。へぇ・・・
もうひとつ面白かったのが、このタブレット閉塞機
現在は一部の路線を除いて使われなくなったタブレット閉塞、この機械を展示している場所も多いと思いますが
「使い方がよく分からない」
って事なんですよね。私もあんまり使い方とか気にしたこと無かったですが
このタブレット閉塞機は操作できる状態で展示されており、ガイドさんの案内で実際に操作体験が行えます。
大体 こういう案内が一緒に書いてあったり、輪っか(タブレットキャリア)が展示されてると思いますが
実際に操作してみることで、何故あの輪っかの中身の金属が必要なのか初めて知りました・・・。
タブレット交換機の中もアクリル板越しに見る事が出来ます。
アナログちっくな内部構造に、こりゃ信号故障して列車が運行出来なくなるのも納得・・・。
うーん、しくみルームは侮れなかったな・・・。
という感じにざっくりと、津山まなびの鉄道館と旧津山扇形機関車庫でした。
なかなかの見応えだったので、列車なり車なりで津山を通る際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
<関連リンク>
□津山まなびの鉄道館公式WEBサイト