創建100年を超える芝居小屋。愛媛県内子町の重要文化財「内子座」を見学しました
□この記事は『その先端には何がある?四国最西端「佐田岬半島」のその先へ』の続きの記事です。
愛媛観光も最終日かつ最後の目的地。
今回、松山を完全スルーして立ち寄るのは、内子町にある芝居小屋「内子座」
創建100年を超えるその芝居小屋は、古きを残しつつ現代でも公演等を行えるように保存、改修が行われております。
そんな芝居小屋へ寄り道がてら見学したお話。
三崎港を離れ進路を東へ。松山へ帰る前に松山道の内子五十崎ICで降りる
内子駅近くの公共駐車場に車を置き、少し歩けば古い町並み。
そんなちょっと古い町並みに残るのが、今回のお目当てのこちら。
重要文化財「内子座」でございます。
内子座は大正5年(1916年)に創建。
復元や大規模改修を経て現代に至り、その歴史は100年を超えます。
現在も年間60日程度を劇場として活用しており、それ以外の日は内部の見学が出来ます。
訪問したこの日も見学可能日。ちなみに料金は大人400円也。
劇場内に入り、戸をあけると目に飛び込んでくる、この景色。
内部は自由に見学する事が出来ます。
舞台にも、枡席に入ったりするのも自由に出来ます。
これだけの規模の劇場が、当時に近い姿で残っているのは非常に珍しいです。
奈落入口。「地獄」とか「どん底」という意味ではない。
歌舞伎などの舞台下の空間の事を「奈落」と呼ぶらしい。
そんな奈落にも降りる事が出来てしまいます。
歩きやすいように照明でライトアップされた奈落。そこは完全に裏方の世界
近代化改修が行われており、舞台上の古めかしさの反面、こちらはやや新しく感じる。
歌舞伎で使われる回り舞台の下。人力で動かすための棒が付いている
奈落から花道へニョキっとせり出す仕組み「すっぽん」
固定されていて分かりにくいですが、下から見るとこんな感じ。
花道から見た様子。案内が書いてないと見落としそう
「大向(おおむこう)」と呼ばれる2階席
近年のライブハウスで言うところの「バルコニー」あたりでしょうか。
舞台全体が見渡せる反面、舞台から遠いため低料金の席だったらしい。
2階席をよく見てみると、スポットライトが設置されているのに気付いた
建物は古いけども、所々に近代の要素が入っていて、そのギャップが面白い!
枡席を上から見たり。
こういう所で音楽イベントやったりすると、面白いかもしんないですね。
ざっと、そんなこんなの内子座でした。
貴重な文化遺産だし、これだけの規模の芝居小屋を見るのは初めて。わざわざ立ち寄った甲斐はありましたね
内子といえば、予讃線の短絡ルート(内子線)として有名ですね。
過去に路線の付け替えが行われているため、旧内子駅は現存せず。
内子を離脱して再び松山道へ
そして松山IC前のバス停へ。
関西組は高速バスで帰るため、ここでお別れ。まさかの現地解散である!
日も落ちて名古屋組はレンタカーのまま移動し・・・
松山空港の営業所へレンタカーを返却。
ここから名古屋までの移動は鉄路だと結構時間かかるので、今回は飛行機でさっさと帰ります。
早割なら鉄路の通常料金より安かったので、そりゃ使うしかないでしょう。
初めて利用する松山空港。もう夜ですけどね
まさか空港にまで自転車のスタンドがあるとは思わなかった
本当、サイクリストの聖地やなぁ・・・
ターミナルも殆ど閉まっているような時間帯なので、特筆すべき点もなく保安検査場を抜ける
搭乗ゲート前で待機。
待合部屋に大きく掲示されたしまなみ海道。何だかんだでしたけど楽しかったなぁ。
もう2度とレンタサイクルで走破とか考えないようにしたいです。
でも、こうやって見るとまた来たくなりますね。今度は今治スタートで!
そういえばこの画面、最近はAndroid使ってるんですね。中身PowerPointだし
グッバイ愛媛!
四国は名古屋からちょっと遠いけど、まだまだ見たことの無い場所も多いし、近い将来に来るかもね。
雨の降るなかセントレアに到着。小型機なのでターミナルまでバス移動
見慣れたターミナルへ。私は帰ってきたぞ!!
そんなこんなの、しまなみサイクリング走破ツアーからの、四国最西端ドライブツアーでした。
行動中に雨にこそ降られませんでしたが、天候はぼちぼち。
瀬戸内の美しさを堪能するには、ちょっとコンディションが悪かったのですが、サイクリングにドライブにと
しまなみ海道&愛媛を堪能出来た春の3連休だったかなぁと思います。
また、行きたいな四国。