その列車はトロッコ風。わたらせ渓谷鉄道「トロッコわっしー号」に乗って帰る話。

□この記事は『日光市足尾地区の「足尾銅山観光」で産業遺産を学ぶ』の続きの記事です

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国鉄足尾線からJR東日本へ、その後第三セクター鉄道へ転換した「わたらせ渓谷鉄道」
いわゆるローカル線な同社ですが、特色として有名なのが、トロッコ列車の運行でしょうか。

初めて訪れるわたらせ渓谷鉄道、折角の機会なのでトロッコ列車に乗って帰りましょう。

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前回の足尾銅山観光から、徒歩で通洞駅へ移動します。

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桐生行きの最終トロッコである「トロッコわっしー6号」の乗車整理券を購入する。まだ空席があって良かった

さて、通洞駅は途中駅であり終着駅ではない。このまま桐生へ行くと[通洞]-[間藤]が未乗車となる。
今日乗らなかったらいつ来るか分からないし、でも通洞へ向かう列車は6号の送り込みとなる5号しか無い
この短距離で乗車整理券(510円)を支払うのも少し勿体ない。

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そうだ、タクシーで間藤駅まで移動しよう!

この近辺でタクシーに乗れるか心配でしたが、駅前に居たので助かりました。
タクシーにて通洞から間藤へ移動。料金は1,000円以下で済みました。

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で、間藤駅に到着。ホームにはトロッコより先に出発する普通列車が待機

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展望用のデッキから駅舎を見る。

紀行文作家の「宮脇俊三」が国鉄完乗を達成した駅でもあり、著書『時刻表2万キロ』にも間藤駅が書かれている
駅舎内にはそれらに関する展示がされているほどゆかりの深い駅。

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間藤駅から先までは国鉄時代に貨物線であったが、現在は車止めが設置されている

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トロッコわっしー5号が間藤駅に入線。折り返しトロッコわっしー6号として運行されます。
間藤駅はトロッコ列車が来るものの駅設備としては無人駅。観光列車が発着するのに、なんか変な感じ

ちなみに、この「トロッコわっしー号」は客車と機関車ではなく、自走可能な気動車
なのでトロッコ気動車というべきか。

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駅に券売機が無いため、車内で運賃を支払う。
さっき車止めが置いてあった間藤駅の先、わたらせ渓谷鉄道としては未開業の足尾本山駅が何故か書いてある

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乗車整理券なので座席は自由席。
トロッコ4人掛けのボックス席が基本なので、繁忙期とか相席しないと足りなくなる?

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トロッコわっしー号のトロッコ車両で風を浴びながら移動開始
古びた精錬関連の施設が見えたりと、やはりここは大規模な銅山であったんだなぁと再認識。

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路線名と同様に渓谷沿いを走る。紅葉のシーズンとか凄く良さそうだ

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途中で全長5,242mの「草木トンネル」に入るとトロッコ車両ではイルミネーションが点灯

しかしここはフルオープンな車両、トンネル内に響く走行音がうるさくて会話もままならない状況
更に吹き抜ける風が涼しいを通り越してものすごく寒いので、結構しんどい。これが10分ほど続くのである

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ちなみに「トロッコわっしー号」は2両編成で、1両がトロッコ風車両、もう1両は普通の座席となっている。
トンネル区間はこっちの車両に逃げた方が良いだろう・・・。

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駅に温泉が併設されている水沼駅。割と有名で寄りたかったが時間がない
今回、わたらせ渓谷鉄道は端から端まで乗り通すだけとなってしまったのが少し残念。

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東武鉄道の乗換駅となる桐生駅あたりまで来ると、もうローカル線の雰囲気は殆どない

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終点のJR桐生駅に到着。お疲れ様でしたー

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そして急ぎ足で少し離れた上毛電鉄の西桐生駅へ移動する
ここの乗継ぎでも急ぐ事になるとは。今日はどんだけ時間に余裕が無いんじゃ!

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あ、鉄道むすめだ。こんな所にも居たんですね
スタンプラリーも今回は過去最大なんだし、こういう所が新規参加してくれた方が面白いのに

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改札内に入って気になった両替機。どうやら窓口精算をスムーズに済ませるために設置されているようだ
精算機じゃなくて両替機が置いてある鉄道事業者、初めて見たかも・・・。

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ホームには元京王の車両が。地方鉄道でよくある光景と言っても過言ではない

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自転車をそのまま持ち込んで乗車するスタイルはお馴染み・・・なワケない

自転車を乗せられる列車というのは時おり耳にするが、実際見てみるとそのインパクトに驚く

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途中駅の赤城駅で下車。

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ここは東武桐生線の終点でもあり、2社が駅舎を共用している。
そして浅草行きの「特急りょうもう」がここから毎時1本出ているので、これに乗って都内へ帰るという流れだ

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座席は真新しいものに交換されているも、全体的に古さを感じた車両でした。
あとなんか窮屈に感じるのは気のせいか・・・

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1時間40分くらい掛けて北千住まで戻ってきました。線形の関係か結構時間掛かりますな・・・
後は駅近くで晩飯を食ってから乗換えて新幹線で地元へと帰る(そのへんは省略)

そんなこんなの北関東日帰り落ち着きのないツアーでした。楽しいけども、のんびりもしたいね!

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