北陸観光フリーきっぷで行く北陸の旅。その1:「花咲くいろは」のモデル地、金沢湯涌温泉へ
「北陸観光フリーきっぷ」を片手に入ってきました北陸観光 !
4日間北陸フリー区間内の特急自由席が利用できるこの切符を使って、まず向かった先は金沢市の湯涌温泉
湯涌温泉といえば、アニメ「花咲くいろは」のモデルとなった温泉街ですね
車で行くのに向いた場所ですが、今回は公共交通機関を使っての訪問の模様をお送りします
はい、まずは出発地点となるJR名古屋駅。ここから特急に乗って北陸へ向かいます
「北陸観光フリーきっぷ」は米原を経由する「しらさぎ」と高山を経由する「ひだ」の指定席が往復に利用できます
しかし往路と復路で別の列車を使わなければならないのが、このフリーきっぷのルール。
後の行程を考えて、今回は往路にひだ・復路にしらさぎを利用して北陸へ向かいます
名古屋から高山線の車窓を楽しみつつのんびり富山を目指す・・・予定でしたが
当日は天気が悪かったどころか、美濃太田の先で雨量規制による運転見合わせが発生
最初からトラブルか・・・
数時間足止めとか悪い予感がしましたが、運良く規制は解除され、列車は遅れつつも富山に向けて運行
高山線を走破して終点の富山に到着。運転再開から徐々に遅延は拡大し、最終的に33分くらいになりました
何はともあれ、この程度ならリカバリーの効く範囲内。大幅に予定が狂うことがなくて良かったです
富山から北陸線に乗換えて金沢へ向かいます。
さすが北陸は特急無双。列車案内版は特急ばかりだ!
おっと、ホームに弁当屋がある。ちょうどお昼だし「ますのすし」を買っていこう
13:06発の名古屋行きしらさぎ(写真左奥)
13:10発の大阪行きサンダーバード(写真右)
富山始発な事もあり、どちらの自由席も余裕がアリ
名古屋から来たのにまた名古屋行きに乗るのも・・・という、割とどうでもよい理由でサンダーバードに乗車
金沢までの停車駅は高岡のみ。2駅先なのであっという間ですね
ますのすし食べるー
購入したのはひとりで食べきるのに最適な「ますのすし小丸」
一般的な駅弁と同じような価格帯の800円です。手の込んだパッケージがまた面白い
フタを開けると笹の葉登場
わぁ〜!やっと会えたわ、きれいなピンクサーモン!
「駅弁ひとり旅」の北陸編となる12巻にも登場します
事前に北陸観光の参考にならないかと購入したのですが、読んでたら駅弁を食べたくなりました
あとは付属のナイフで切り込みを入れて醤油をかけて頂きます
笹がかさばって少々食べづらい「ますのすし」ですが、個人的には富山へ来たら食べておきたいもののひとつ
着々と進む北陸新幹線の工事の様子は、金沢へ向かう途中に何度か見受けられます
北陸へ新幹線が延伸するまであと数年か。
おおよそ40分で富山駅から金沢駅に到着。
ホームへ降りたらでっかい高橋尚子が。東海ローカルだと思ってた中日新聞は北陸にもアリ
金沢といえば、新幹線受け入れ体制の整ったこの駅前のでっかい門
どうしてこうなった!っと突っ込みたくなるほどインパクトはデカい
いいね金沢!
湯涌温泉へは金沢駅前から路線バス(北鉄バス)に乗り換えます
3番のりばより12系統湯涌温泉行き。バスは毎時1本程度なので、利用の際は事前に確認した方が良さそうですね
ちなみに湯涌温泉までの運賃は片道580円。所用時間は50分ほど
バスに乗りこんで、いざ湯涌温泉へ!
途中ザーっと突然の大雨。あー、やっぱ雨降ってきたか・・・
非常に怪しげな空模様ですが、どうやらゲリラ豪雨的なものだったらしく
湯涌温泉辺りは雨の降った気配もなく。雨降りじゃなくて良かった
はい、という感じでアニメ「花咲くいろは」のモデルとなった温泉。金沢湯涌温泉に到着です
湯涌はそれほど大きな温泉街ではありませんが、大小いくつかの立派な温泉旅館が建ち並びます
あ、足湯がある。
湯涌温泉の入口から左手の奥にあるのが「福屋」のモデルになった秀峰閣
周囲の温泉旅館と比較すると秀峰閣は結構大きいです
バス停の近くにあるこのお店。このベンチは初期EDで登場しましたね
さすがモデル地という事もあって、花咲くいろはのポスターが貼ってあります
お店の冷蔵庫に瓶入りのサイダーが入ってる
そういえば、このサイダーも「花咲くいろは」のラベルにして販売してるんでしたっけ
金沢湯涌サイダー「柚子小町」をさっそく1本購入。200円でした
ちなみに絵柄は2種類あります。これはそのうちのひとつ
6本まとめて買うと贈答用の化粧箱が貰えるそうです(後ろにある箱)
帰りに買ってくかー
軒先のベンチに座り、買ったばかりのサイバーを飲む
蒸し暑い夏の日。よーく冷えたサイバーの甘さと炭酸がたまりませんね
柚子の風味がするのがこのサイダーの特徴。是非この温泉上がりに飲みたいですね
湯涌郵便局
郵便局にもポスター貼ってあるし!
さー、もっと先へ行きますよー
・・・の前に、暑くて汗だく状態なので温泉入ってさっぱりしたい
そういえば旅館「かなや」が作中に出てくる浴場のモデルになってると聞いたような
宿泊客でなくとも浴場が利用出来る「立ちより湯」というシステムがあるのですが
利用時間は午前11時から午後3時まで。待て、3時過ぎてるじゃんorz
事前にちゃんと調べておくべきでしたねぇ・・・
かなやの風呂を諦めた所で、緒花たちの働く喜翠荘がある丘の上へ行きましょう
温泉街の一本道からちょと脇に伸びているこの道を進みます。歩くにはちょっとしんどい坂道です・・・
駐車場とかが見えたらゴール
そこには喜翠荘が・・・あるわけもなく
かつてここに存在した「白雲楼」の跡地です。現在は建物は取り壊され広場になってます
作中では、この丘の上に喜翠荘があります
草木が生い茂って分かりにくいですが、プールと思わしき一部分が道路から見えます
丘から降りてきたら、温泉街の一番奥にある玉泉湖へ向かいます
玉泉湖の更に奥にある「あずまや橋」は初期EDに登場した橋です
あずまや橋を渡ってターン。やばい、雨降ってきた・・・
さて、温泉街ですしそろそろ温泉に入りましょうか
温泉宿に宿泊せずとも、たち寄り湯が時間外であろうと「白鷺の湯」を利用すれば、湯涌温泉を堪能する事ができます
ちなみに大人350円。タオルと石鹸類は用意されていないので、持ち込むか買うかしましょう
脱衣所にもポスターが
テレビ金沢を始め、北陸地区各ケーブルテレビ局でも放送しているこのアニメ
一般層への知名度はどうなんでしょう?
風呂上がりに飲みたい柚子小町サイダー。白鷺の湯でも販売してました
在庫いっぱい
2011年7月23日から11月9日までの毎晩、作中にも登場した湯涌稲荷にて「ぼんぼり」の点灯が行われるとの事
案内では午後7時から10時まで点灯・・・との事ですが、場所を確認に行ったらもう点灯してる?
もうちょっと遅い時間だと「ぼんぼり」の明かりによって幻想的な雰囲気になるみたいですが
帰りの時間の関係もあって、まだ明るいうちだけどぼんぼりの明かりを堪能しときましょう
湯涌稲荷
ぼんぼりの正面には「湯涌稲荷神社」と書かれています
設置から1週間も経過されていないのに、既に多くの「のぞみ札」がありました
花咲くいろは効果か・・・恐るべし
のぞみ札は湯桶温泉各所で取り扱ってるそうです。白鷺の湯にもありました
「ぼんぼり」の裏側をよく見てみると、それぞれ異なる文字が入ってるのに気づきました
「花咲くいろはキャスト一同」「湯桶温泉観光協会」
「花いろ旅館組合」「(株)インフィニット」
「あたらしや」「うえのや」
「株式会社コスパ」「かなや」
「月刊ガンガンジョーカー・(株)スクウェアエニックス」「さかえや」
「株式会社創通」「秀峰閣」
「(株)ピーエーワークス」「戸田屋」
「やました」「(株)ポニーキャニオン」
「やまね」「(株)読売テレビエンタープライズ」
「湯の出」「(株)ランティス」
「総湯白鷺の湯」
確認出来たのは以上21のアニメ関連の会社や地元旅館の名前でした
地域と一体で行われているんだなぁ、と実感。更に盛り上がると良いですね
さー、帰りのバスの時間だ!
温泉旅館に一泊したい所だけど、そうもいかず北鉄バスに乗って帰るんです
その前に「白鷺の湯」で土産用に「柚子小町サイダー」を6本購入。化粧箱付き
瓶入りサイダーが6本もあると重い・・・。湯涌温泉始発のバスへ荷物を抱えてギリギリ乗車
グッバイ湯桶。また来たいなぁ
ライトアップで怪しげな雰囲気の金沢駅に到着。お疲れ様でした
晩飯は金沢フォーラスのもりもり寿しで寿司を頂く。北陸といえば寿司を食べねば!
そういえば、金沢フォーラスを見てたらタワレコに緒花が居た。
こんな所でも活動しているとは・・・。
北陸観光フリーきっぷの効力を使って、富山駅前に予約したホテルへと移動
荷物の手間を考えて連泊にした結果こうなりました。移動の手間がかかりますが、まぁ40分で行けますし
ホテルで柚子小町サイダーを頂きつつまったり
今日は移動ばかりでしたが、楽しい探訪でした・・・。
<関連リンク>
□アニメ「花咲くいろは」公式サイト
□湯涌温泉観光協会
<続きの記事へ>
□その2:「花咲くいろは」にも登場する「のと鉄道」へ