ナローゲージな三岐鉄道北勢線に乗ってみた
日本に残る数少ないナローゲージ路線のひとつ「三岐鉄道北勢線」ですが
ナローゲージ路線自体に乗ったことない事に気付いてしまったので慌てて乗ってきました
で、名古屋から車でやって来たのは北勢線の「大泉駅」
駅前には北勢線利用者用の無料駐車場が完備されてます。パーク&ライドって奴ですね
え、何で西桑名駅じゃないかって?
それは・・・お察しください[;´Д`]
狙いはこの「阿下喜温泉往復割引乗車券」という企画きっぷ
大泉駅から終点の阿下喜(あげき)駅までの往復乗車券と温泉の入浴券がセットになったお得なきっぷ
通常なら片道260円なので、差額80円で温泉に入れるって事ですね。(温泉は400円)
まずは・・・切符を買わないことには改札に入れないですね
えーっと、この手の企画乗車券は券売機じゃなくて窓口で扱ってるもんだよね?
って駅員不在かよ!
あらら・・・三岐鉄道のサイトでは大泉駅は「駅員のいる駅」という設定だったのを見て油断してた
まさか日曜日は終日不在だなんて。ちゃんと案内してくださいよ[;´Д`]
自動券売機でも売ってなかったので、インターホンで問い合わせ
「すいませーん、阿下喜温泉往復割引乗車券が欲しいんですけど。駅員さん居ないのでどこで買えば良いですか?」
「えーっと・・・・。それでは改札を開けますので、お手数ですが阿下喜駅でお求めください(要約)」
遠隔操作で自動改札機が空きました。無人システムすげーな
そんな訳で大泉駅のホームへ。確かに線路幅が狭いよナローゲージ!
何だか真新しい感じのするホーム。ググってみたら2004年に開業した新駅なんですね
大泉といえば・・・サイコロ?
そうこうしている間に、西桑名行きの列車がホームへとやって来ました
線路幅も狭ければ車両幅も狭い!
ずいぶん小さくて公共交通機関の電車とは思えない。まるで遊園地のアトラクションレベル
車両が小さいからか、パンタグラフが大きい気がする
続いて阿下喜行きの列車がホームへ到着。こっちも当然ながら小さな電車
大泉駅で上下線の行き違いをするみたいですね
外見が小さければ、当然ながら車内も狭い
座ってみると・・・向こうの座席がすごく近いです
誰も座ってないと、ちょっと広く見えるかな?
冷房は付いてないので窓を開けて電車はゴトゴトと走ります・・・
網棚のスペースも狭い
大泉駅から阿下喜駅までは3駅のはずなのに・・・やけに時間がかかります
行き違いによる待避と運行速度の問題かしら?のんびり走ってる電車もまた面白いので気になりませんが
(ちなみに約20分)
窓から見えるのは一面に広がる田園風景
そんな感じで阿下喜駅に到着。お疲れ様でした
やっぱり小さい車両・・・
大泉駅でのやり取りは阿下喜駅の駅員さんにちゃんと伝わっており、改札で600円を支払いきっぷを購
ぺらっとページをめくると、そこにはきっぷが2枚収納されてました
・・・回数券と同じフォーマットなのかしら?
阿下喜駅下車
駅前には何だかヘンテコな線路が。
阿下喜温泉あじさいの里は、駅から徒歩数分の所にあるいなべ市の福祉施設
温泉が出るスーパー銭湯と考えると分かりやすいかも?
温泉で暖まったあとは休憩室でまったり。
単に列車で往復するだけじゃ面白くないので、こういう施設や割引切符があるのはありがたいですね
あらら、もう日が暮れて真っ暗だ!
帰りの電車もちっちゃな電車
この電車は冷房化改造がされてましたが、冷房機器により狭い車内が更に狭く[;´Д`]
再び大泉駅へ戻って・・・と。
そんな感じで三岐鉄道でした。
ナローゲージも北勢線も魅力的だし、興味のある方は是非とも往復してみましょう