ついカッっとなって九州へ行ってみました。(その5:いさぶろう・しんぺい、九州横断特急編)
□このレポートは鹿児島観光、はやとの風編の続きです。
肥薩線の吉松駅で「はやとの風」を降りて、続いて乗るのは同じく観光列車の「いさぶろう・しんぺい号」
車両こそ同じですが、運行する方向によりで運行上の列車名称が変わるとこのこと
吉松→人吉へ向かうのは「しんぺい号」だそうです
この車両にも「はやとの風」と同様に展望スペースがあります
・・・ただしテーブルは"立って利用する"高さに設定されており、座席はありません。
座席はこんな感じの指定席ボックスシート
旅情を満喫するには最適な座席…といった感じですが座り心地はあまり良くありません[;´Д`]
これも旅情…
その他写真を適当に。
車内はガイドさんによる肥薩線の歴史的経緯の説明や、見所ポイントなどのアナウンスをしながら運行する
出発して10分ちょっとで「スイッチバック」の案内が入る。真幸駅への入線である
車窓から見えるのはスイッチバックのための線路・・・って画像じゃちょっと分かりづらいかな?
松前駅に着いたら、駅舎では地元の方が列車に乗ってきた人向けに特産品等を販売していました
・・・んで、置かれているでっかいパネルをよく見たらは東国原宮崎県知事ではないか!
「ここは宮崎よー」と売り場のおばちゃん。なるほどー、鹿児島から熊本へ抜ける途中に少し宮崎に入った訳ですね
駅から撮影
地図で見るとスイッチバックが分かりやすいかもしれないので、Googleマップをリンク
大きな地図で見る
真幸駅で停車した後はスイッチバックをするため、ポイントを切り替え後退をする
さっきまで居た真幸駅が遠くに、そして吉松から通ってきた線路が下に見える。かなりの勾配を進んでいるのが分かります
そして再びポイントを切り替えて前進を行います
真幸駅が小さく・・・あれ?
手を振ってくれてるー!
これぞ観光列車・・・って感じですね
何だか嬉しくなって、私を含め何人かの人も車内から駅の人たちへ向かって手を振ってました
いやぁ・・・良いですね。
続いては「日本三大車窓」のひとつに当たるポイントで列車は停車する
当然ながら駅でも信号所ではありません。何もない線路上で停車しているみたいです
これまた親切に車内から見えるように看板が置いてあります(笑
うーんと、この辺でしょうか・・・?
ちょっと曇りがかってて残念ですね
でもこうやって、列車の窓枠と合わせてみれば、旅情たっぷり?
列車は矢岳駅に到着。こちらでもしばしの停車のため乗客はホームへと出て行く
古くて良い感じの駅舎がここにも。
・・・しかし、こんな立派な駅舎があるという事は、昔はそれなりに利用者があったという事ですよね?
周囲を見渡しても山ばかり。今は普通の利用者は殆ど居ないんでしょうねぇ・・・何だか寂しいです
さぁ出発時間ですよ、とガイドさんに急かされて乗客はぞろぞろと車内へ戻る
次の駅へ向けて進みます
続いての見所は、大畑駅のスイッチバック&ループ線
こちらでも車内放送での案内に加えて、それが確認出来るポイントで停車。乗客は揃って窓際へ集まります
見えたっ!
木々が生い茂ってるのに加え、ちょっと遠いという条件ですが何とか確認出来て喜ぶ自分。
ループ線の途中には大畑駅が
駅舎内には大量の名刺やら切符やら貼り付けられている
ん・・・何だか不気味ってか北海道の幸福駅とか思い出しますね
大畑駅を過ぎたら、次はもう終点の人吉駅です
駅数が少ない割にはそれぞれの駅の特色は濃く、とても楽しい1時間でした
肥薩線の魅力、しっかり楽しめたかしら?
人吉駅に到着していさぶろう号を降ります。
さて、ここからまた熊本駅へと戻る列車へと乗り継ぎますよ!
人吉駅からは八代・熊本方面へと接続する特急「九州横断特急特急」へと乗り継ぎます
九州新幹線開業時に誕生した同特急。車両はリニューアルで木目調なのが印象的です
これも水戸岡鋭治氏の「ドーンデザイン」の手が施されているそうで。ナルホド
球磨川沿いをのんびり走る特急列車
特急、という割にはスピード感はそれほど感じませんでした。ゆっくりのんびり旅情を楽しめば良いのかしら
途中駅の坂本駅。坂本真綾にドウゾ
人吉駅からおよそ1時間半で熊本駅まで戻ってきました
鹿児島から3本の列車を乗継ぎましたが、ちょっと疲労感がありましたがとても楽しかった!
ホームからは建設中の九州新幹線の路盤が見えました
そんな九州新幹線鹿児島ルートの全通は2011年予定。開業が楽しみですね
熊本駅から熊本空港へと戻るのですが、まだ時間があるので駅前で路面電車に乗り込む
車両はいくつか種類があるのでしょうが、下調べをしていたなかった事と時間の都合で来た電車に乗る
あらー、床が木製ですねぇ・・・結構古めの車両に当たった模様
走行中も結構揺れていたと思いますが、それもまた路面電車の味ですね
あ、低床型の車両も居たんですね
ちょっとあれに乗ってみたかったけど…今日はもう路面電車にのる予定は無いんです。残念
初日の熊本へ来たときに通りかかった人通りの多い繁華街。通町筋電停で降ります
ここらをぷらっと歩き回って時間つぶし&散策
画像にあるどーんと構えた建物は鶴屋百貨店という百貨店なのですが、これが広いのデカいの!
周辺にも鶴屋百貨店グループの店舗で埋め尽くされており、ただ驚くばかりでした…何だこれは
で、飛行機の出発時間も近づいたので鶴屋百貨店向かいのバス停から熊本空港行きのバスに乗り込む
バイバイ熊本!
空港の出発ゲートから搭乗の手続きを済ませ…
おみやげ品を買ったらチェックイン。飛行機乗って名古屋に帰りますよ!
あっという間に飛行機は名古屋へ到着。お疲れ様でした
今回は(と言うか今回も)1泊2日という強行スケジュールでしたが、もうちょっとゆっくりしたかったのが本音
限られた時間で色々詰め込みましたからね。見られなかった部分も多々あったり
でも、ちょっと物足りない位が「また来たい」と思う訳ですし、それくらいが丁度良いのでしょうか?
そんなこんなで熊本・鹿児島紀行でした。