世界最大のプラネタリウム。名古屋市科学館リニューアルオープンへ行ってきました
名古屋市中区伏見のオフィス街に突如現れたデススター
アナキンよ考えるな、感じろ。デススターを破壊するんだーとか、スターウォーズ的な冗談話はさておき
長らくリニューアルのため休館していた名古屋市科学館が2011年03月19日にリニューアルオープン
そしてその目玉は外からも見える巨大球体。内径約35メートルのドームを持つ世界最大のプラネタリウム!
で、肝心のリニューアルオープン日にプラネタリウムは機材トラブルで投影を見送り
翌日3月20日が初のお披露目となりました。そんな初お披露目日にプラネタリウムを見に行ってきました
朝8時30分頃。おはようございます
世間では絶賛のプリキュアタイムですが、伏見の名古屋市科学館前には既に結構な行列が見えます
最後尾札を目指し自分も入場列の最後尾に並びました。
球体の真下が先頭なので、この時点で・・・何人くらい並んでるんだろう?
待っている間に館内で配布されている見学ガイドが配られたので目を通します
朝からここに並んでる人たちのお目当ては、もちろん目玉のプラネタリウム
世界最大なんて言われたら、ふだん星空や天文学に興味が無い人も駆け付けちゃうのも分かりますね
休日は7回投影が行われるところ、今日はなんと投影は3回のみ・・・
ますますプレミア感が強くなってきた気が。限定モノに弱いですから
9時くらいを目安に科学館を訪れる人が一気に増えて行列は長蛇の列と化しました
プラネタリウムは各回350人と十分なキャパがありますが、この様子じゃすぐに完売しそうですね
行列の途中に見えた大きな看板より
名古屋市科学館のリニューアルオープン、とはいえ屋外展示広場は今年秋オープンだとか
イラストには何やらロケットが展示してありますが・・・なんか規模が凄いな
こちらはプラネタリウムの案内。
この世界最大のプラネタリウムには「Brother Earth」という名称が付いている事を初めて知りました
兄弟宇宙?
宇宙はみんな兄弟?
入館後に答を知ったんですが、これはブラザー工業株式会社(名古屋市瑞穂区)のネーミングライツだそうです
あぁ、なるほど納得。だからブラザーなんですね
そのほかの目玉といえば、科学館の大型展示設備だそうです
そのうち「放電ラボ」と「極寒ラボ」に関しては整理券が必要なタイプで、こちらもプラネタリウム同様に人気のようです
列が進み球体の下までやってきました。
じっくり見ると、球体の表面はけっこうボコボコしてました。なんか急に安っぽく見えてしまった
午前9時30分に開館し行列は少しずつ進むのですが、さすがに観覧券の窓口で詰まってしまいます
窓口の奥のモニターには、プラネタリウムの空席情報が詳しく表示されていました
開館後の模様を取材に来ている地元メディアが数局
展示品や製品の寄贈を行った企業などの一覧がエントランスに貼り出されていました
東海銀行だと・・・!?
いつの話ですか。寄贈当時って事で良いのでしょうか
※東海銀行 → UFJ銀行 → 三菱東京UFJ銀行(今ここ)
開館から40分でようやく観覧券を購入できました
プラネタリウムの初回投影は完売でしたので、2回目の13:50からの投影で購入
料金は入館料400円にプラネタリウム400円を足して合計800円。ちなみに年間パスポートは3,200円
入口はアナログ式でスタッフによる有人改札方式
とりあえず展示はそっちのけで理工館4階へ移動して放電ラボの入場整理券をゲト
ラスト3枚のところギリギリでした。11:30はプラネタリウムの投影時間と重なってたから残ってたのか。ふぅ
球体を館内から見るとこんな感じ。上半分がプラネタリウムで下半分は展示スペースになっています
とりあえず上の階へ来ていたので、先に上の展示場を見ておきましょう
理工館5階の展示スペースは「物質・エネルギーのせかい」だそうです
名古屋市科学館といえば、見て触って体験して科学を楽しむ施設
5階は比較的展示が多かったかな・・・という印象ですが、大人だって学べるめるのがこの科学館
「エネルギー」という事で、電気について説明しているこの展示は中部電力の提供
同じ体積でも重量の異なる金属を持ち上げて比べてみよう。
という趣旨のこのコーナーでは・・・
大同特殊鋼が提供していたり・・・
おっと、企業名ばっかに目が行ってしまいましたが
こういう展示こそ大人でも楽しめる要素です。私もこの年で新たに学んだことも少なくない?
そういえば理工館の奥に「生命館」へ続く通路があるぞ
まだ奥に何か展示があるのかな?
抜けた先のフロアは・・・あれ?
なんか見覚えのある階段にエレベーター
これリニューアル前の生命館と殆ど同じなのか!
そうか、こっちは大きく変わって無かったのか。初めて来た時とそのままでなんか懐かしいよ
階層を下がって理工館4階。こちらは「科学原理とのふれあい」コーナー
あ、これは昔の名古屋市科学館で見たことがある!
理工館3階の「技術のひろがり」のフロア
あー、この歯車を回した覚えがある!
昔の展示品の思い出が蘇り、探検気分でなかなか面白いです
ミシンの構造を説明する展示。提供はもちろんブラザー工業!
3階をうろうろしていたら、大型展示の「竜巻ラボ」で何やら催し物が行われるとのこと
魔法少女・・・いや、魔女スタイルで台風ラボの前でマイクを取るのは科学館のスタッフ
これから「トルネードショー」が行われるとのこと。わーい
怪しげな音楽と共に魔女が魔女帽をかぶり、床からは霧が吹き上げてきます
それが次第にフロア内を上ってゆき・・
あっという間に小型竜巻の完成。さすがは魔女だ!
もちろん、ただ竜巻を起こすわけではなく、そのメカニズムなんかの解説もあり
風船を投入して、竜巻が物を巻き上げる様子・・・の実演があったりと、たいへん面白いトルネードショーでした
おっと、時計を見ればそろそろ放電ラボの実演時間ではないか。
理工館4階の集合場所へGOです
放電ラボの名前にちなんで、ここの入口だけは何やら危機感のするデザイン
ドアの向こうは何やら金網のセカイ・・・
金網に囲まれた「動物園のオリかよ!」と思わせるスペースに着席して実演スタート
進行はスタッフひとり。設備の割にお姉さんひとりでやるのでしょうか・・・?
テーマが「放電」という事で、身近な放電現状の元となる「静電気」をまず壇上で紹介
静電気を発生させる装置でびびびーっと。触ったら実にビリビリしそうである
この放電ラボでのメインショーは1万5千ボルト電流を、観覧席上部のこの赤と青の電極に流す実演
え、あんなすぐ近くでそんな高圧電流流して良いの?
ビィィィィィィィィィィ!
音と光のイルミネーション!なんて可愛らしいものではなく激しい不協和音と眩しいくらいに輝く光
写真には上手く収められませんでしたが、大人でもビビるし幼いお子様はマジ泣きするレベル
これは面白いというか恐怖!安全だと分かっていても刺激たっぷりの放電ラボでした・・・
<追記>
あまり上手く撮れていませんが動画をYouTubeにアップロードしました
□YouTube – 名古屋市科学館放電ラボ – 1万5千ボルトの放電実演
2階は「不思議ひろば」体験型の展示が多く、こちらはお子様に人気のフロアみたいですね
大人だけで行くなら、混雑する下のフロアは避けて上から見ると良いかもです。
さて、何だかんだであっという間に2時間経過しちゃいました
プラネタリウム投影まで時間があるので、近場で昼食にでもしますか。
ちなみに再入館は特に手続きもなく、入館した時のチケットがあれば可能です
わーい、スーパーおうむ君だー
合間に近場のでんきの科学館へ行って時間つぶし
再び科学館へ戻って再入館。当然ながら本日分のプラネタリウムは完売と案内されていました
理工館6階がプラネタリウム「Brother Earth」の入口なり
入口の先には命名権を持つブラザー工業の文字あり
プラネタリウムの座席は購入時に指定されているので、特に焦って来る必要はありません
でも来るのがちょっと早かったらしくドーム入場まで待ちます
そしていよいよ、世界最大のプラネタリウムへ
これは・・・広い・・・のかな?
ドームの圧迫感があるからか、あまり広い感じがしない
でも歩いてみると、やっぱり広い感じがする
もっと格段にデカいものを想像していましたが「ひとまわり大きく感じた」といった所でしょうか
ドーム中央にあるのは最新鋭のプラネタリウム投影機
ドイツカールツァイス社
あと投影機の補助をする装置。って普通のプロジェクター?
コニカミノルタの名前が
そして座席がなんか豪華。プラネタリウム定番の座席じゃない!
さて、肝心のプラネタリウムですが
「大きい!」と感じたのは、上映開始後。背もたれを最大に倒し上を見上げたとき
まさに 「視界いっぱいに広がる星空」 デカいっす!
投影される星々も綺麗でしたが、まだスタッフが投影に不慣れな部分も感じられたので
上映プログラムの方の評価はまだまだこれから、といった所でしょうか。
という訳で、名古屋市科学館の世界最大のプラネタリウムでした。
また数ヶ月くらいしてから来ると良さそうですね
そして今回紹介したのは科学館の一部に過ぎません。興味のある方は是非とも足を運んでみてください
帰りの伏見駅にて。こんな所でも完売告知していたのか・・・・
<関連リンク>
□名古屋市科学館公式WEBサイト