旧神岡線利用のレールマウンテンバイク「ガッタンゴー!」に乗ってきました
岐阜県飛騨市神岡町。岐阜県とは言っても愛知県寄りの岐阜市からはほど遠い神岡町
そこにかつて存在した神岡鉄道神岡線の廃線跡を利用したトロッコ的な乗り物があると知る
廃線跡のレールの上をマウンテンバイクで走る、その名も「レールマウンテンバイク」
トロッコとはまた違う乗り物?とにかく面白そうなので友人のKKSさんとブレさんを誘って予約して行ってきました
という訳で、ビバ東海北陸自動車道
目的地の神岡町(飛騨市)は岐阜県の北部、高山市の更に北部に位置します
まずはこの東海北陸自動車道で高山方面へと連絡する飛騨清見ICまでゴー!
お約束の渋滞にハマる。
白鳥ICから先は2車線区間なので、どうしても交通集中の渋滞が起きてしまいます
全通して交通量も増えましたし、早期の4車線化が望まれますね・・・。
渋滞を抜け飛騨清見ICへ。
飛騨清見はJCTも兼ねており、ここから高山清見道路(中部縦貫道)へと乗り換えれば、高山はすぐそこ!
高山はすぐそこ!・・・なんですが、
目的地は飛騨市神岡なので、高山方面は行かずに県道90号飛騨卯の花街道を使い神岡を目指します
神岡まで42kmもあるのか・・・。高速降りても遠いのね神岡
飛騨卯の花街道を抜けて国道41号線に合流
あれは・・・。無料化社会実験の宣伝に熱心な安房峠道路か。ちょっと気になるけど今回はスルー
国道41号線をひたすら北上・・・神岡遠いなぁー
「目的地まであと数分」という地点で、進行方向頭上に何やら高架橋が見える
なんか走ってる!
あれは間違いなくレールマウンテンバイクに違いない
って事は、この高架橋が旧神岡鉄道神岡線か?
「待てー」とばかりに、トロッコらしき乗り物を横目に線路脇の道路を進む
線路が見えたという事は、目的地はもうすぐそこですね
てな訳で、レールマウンテンバイク集合場所の旧奥飛騨温泉口駅に到着。
渋滞に巻き込まれましたが岐阜市内から約3時間で到着となりました
山道でカーブが続いたので、ちょっと気分が悪い[;´Д`]
駅舎前にも案内の看板が立ってました。
集合時間ギリギリだったので、急いで駅舎内のレールマウンテンバイク受付へ走る
12:00集合の第4便になんとか間に合いました
設備や予約の都合もあり、遅れたら次の便に・・・という訳にはいきません
駅舎内には神岡鉄道現役時代の写真がいくつか展示されていました
雪深い奥飛騨の第三セクター。現役時代に一度来てみたかったです
「それでは皆さん、説明をしますので奥の部屋までどうぞー」
っと、レールマウンテンバイクを運営するスタッフさんの集合の合図で参加者一同、ぞろぞろと駅舎内の部屋へ
「神岡鉄道(株)総務部」っと入口のドアにそのまんま書いてあります
この部屋で諸注意等々の説明を受けます。基本的には用意されたビデオを鑑賞する形式です
距離は往復約5.6km。往路は下り勾配ですが、復路は上り勾配なので帰りの方がしんどいそうです[;´Д`]
毎年、春と夏と秋のシーズンに開催されるレールマウンテンバイク
春には桜が。そして秋には紅葉が楽しめるなんて説明も受けました
桜と紅葉じゃ競争率は高そうだなぁ・・・。
安全のため全員ヘルメット着用必須!
って事でヘルメットが配布されました。これかぶるの何年ぶりだろう?
ヘルメットをかぶって、荷物をロッカーに預けて身軽になったらホームへ
ホームもレールも駅としての雰囲気はそのままですね。
ちなみに、駅舎側はレールマウンテンバイク対応としてこんな感じに改造されています
なんか発射台みたいになっとる!
駅舎内から見た発射台
こちらがトロッコ的な乗り物。レールマウンテンバイクです
レールの上にタイヤが接触するように固定された、なんともシンプルな構造です
このタイプで参加費:1,000円 x 2人 = 2,000円コース
私らは3人グループなので、3人乗り(動力2人)のこちらのタイプ
電動アシストタイプのマウンテンバイク1,500円 x 2人 + 殿様席1人1,000円 = 合計4,000円コース
先ほどの事前説明で案内された順に出発します。私らのグループは2番手でした
まずは1番手の方々が発射台より押し出される形でガタガタガタガタ…と豪快にスタート!
続いて発射台へとスタンバイ。サドルの高さを合わせて、自転車に乗って・・・
ここでスタッフの方の最終説明を受けて、いよいよ出発します
それじゃあ行きますよー?
おおおおおー?(ガタガタガタ・・・)
おー、走ってるぞー!
レールの上を走ってる!夢じゃなかった!
カタンッ!と音が響き、尻に振動が伝わるレールの継ぎ目
この音はまさにローカル線の線路の音だ!
わー。トンネルだー!
トンネル内はひんやり・・・どころか超寒い!
それにトンネル内に光源が一切無いから真っ暗で何も見えません
(※手動で自転車のライトを点灯させます)
高架区間だ。さっき来る途中に見えた所かな?
この辺は住宅が集中しているみたいですが・・・怖くて脇見をする余裕が無い!
駅のホームを華麗にスルー。この列車は回送列車です(以下略
というか、スタートしてすぐに下り勾配になるため
もうペダルを踏まなくてもどんどん車両が加速します。ちょっと怖いくらいのスピード感!
駅を2つ通過、トンネルも2つ通過しても車両はなお加速を続ける
何ともいえないこの爽快感。たまりません
おっと線路の分岐だ。ちょっとブレーキ入れなきゃ
1番目に出発した2人組が居る・・・?っと思ったら線路の先にはスタッフの方が
どうやらここが終点みたいですね。ブレーキレバーを握り、スピードを落としましょう
あっという間の片道でした。いやー、面白かった!
時計で時間を確認したら10分くらい乗っていたみたいですが、本当面白くてあっという間でした
レールマウンテンバイクはこの旧神岡鉱山前駅まで
この先の線路は、かつて高山本線猪谷駅まで繋がっていた線路。今はどうなっているのでしょうか?
復路に向けて準備をするスタッフの方
車両を線路から外して線路脇へとズラします。なんせ線路は単線なので
復路スタートまでちょっと駅を見てみました
かつて使われていた案内版でしょうか・・・?
案内版のほか、時刻運賃表もそのまま掲示されていました。廃線からそのまま時間が止まったかのように・・・
列車は1日往復18本しか無かったんですか。
第三セクター路線にしては広いホーム
線路が何本もあるのは、貨物輸送をしていた頃に使っていた貨物ヤードのようです
チョロチョロと水の流れる音が。湧き水か何かでしょうか?
そこにはキュウリが置いてありました。スタッフの方が言うに「どうぞお食べください」との事
山の水なのでこれが非常に冷たい。冷えたキュウリに塩をふって頂きました
休憩をしている間に順次出発をしていた参加者が続々と到着します
団体客向けのオートバイ仕様。
さすがにこれを運転するのはスタッフの方で、参加者は後ろに連結された客車に乗るみたいです
オートバイと客車との連結部。実に簡素な構造
それぞれの車両がスタート地点方面に向き直され、車輪がレールの上に乗せられます
これで出発準備完了。スタッフの方から「出発しますので準備をお願いします」と合図が入る
帰りは上り勾配だったのが心配だ・・・。
それでは旧奥飛騨温泉口駅へ向けて出発進行!
うぉぉぉぉぉぉぉ!
やっぱり上り勾配はキツい!
バッテリー駆動によるアシストが働いているとはいえ、往路に比べて圧倒的にペダルが重い
それに乗っているだけの人(KKSさん)の重量もあるので、なおキツい!
再び、長くて真っ暗でひんやり寒いトンネルに突入
真っ暗闇のトンネルで必死にペダルを踏むとか、どういうシチュエーションだ?
それー、いそげー
次のグループがもうすぐそこに迫ってるんだ!
すいません後ろの方。遅くてほんとうすいません[;´Д`]
旧奥飛騨温泉口駅のホームが見えてきた!
スタッフの方が合図をしてる。全力で駅舎へ突っ込めという合図だったっけ!?
行っけぇぇぇぇぇぇ!
・・・という訳で、何とか無事に駅舎内まで帰ってきました
滝のように流れ出る汗。ヘルメットをしていたので、より蒸し暑いんです
往路10分。復路は15分のレールマウンテンバイク体験。実に楽しくてあっという間の時間でした
駅舎へと突っ込むレールマウンテンバイク(次のグループの方)
説明の時に渡されたカードにスタンプぺったん
これが次回のリピーター割引になるそうです。紅葉のシーズンに来てみたいな
・・・あれ、ついうっかりHNの方を書いちゃったけど。もしかして無効[;´Д`]?
レールマウンテンバイク体験も終わり、参加者は順次解散なのですが
駅舎内には色々な鉄道関連品が展示されていたので、ちらっとだけ見てみました
鉄道模型に国鉄神岡線時代のきっぷ。それと鉄道雑誌のバックナンバー等々
これは非常に興味深い・・・ですが、読んでると日が暮れそうなので泣く泣く帰る準備。
・・・という感じの旧神岡線レールマウンテンバイク「ガッタンゴー!」でした
また夏以外のシーズンに来てみたい所ですね
レールマウンテンバイク事務所にあった割引券付きのパンフレットを持って、神岡から奥飛騨温泉郷まで移動
せっかくだし日帰り温泉にでも寄っていきましょう。レールマウンテンバイクで大汗かいたし
入浴前に隣の飲食店「おこじょ」にて、岐阜の郷土料理「鶏ちゃん」を頂く
鶏ちゃんはそういうブランドの鶏肉・・・ではなく、鶏肉の料理法みたいですね
私もてっきり前者だと思ってました
鶏肉と野菜と味噌が鍋で混ざり合ったところで出来上がり。熱々のウマウマです
締めには鍋にうどんを投下して。鶏ちゃん定食ごちそうさまでした
食事のあとは、のんびりゆったり温泉タイム。満足満腹で癒されました
そんなこんなで奥飛騨を満喫した休日でした
帰りも渋滞に巻き込まれる東海北陸自動車道。早期の4車線化が(以下同文