静態保存された名鉄モンキーパークモノレールの車両を見てきました
かつて名鉄犬山線「犬山遊園駅」からモンキーパーク内「動物園駅」を接続していた名鉄モノレール線
老朽化と利用者の低迷につき、2008年12月に惜しまれつつも廃線となった同線・・・
その車両が廃線の翌年、岐阜県可児市の「湯の華アイランド」という場所で保存されているという事なので
今さらながら、その様子を見に行ってみました。
湯の華アイランド。正式名称は「スパリゾート湯の華アイランド」でいいのかな?
いわゆる日帰り温泉施設です。モノレールが走っていた犬山市の北の岐阜県可児市に所在します
場所はこちら(Googleマップ)
国道41号線から案内の看板を頼りに湯の華アイランドの駐車場へ
おっと、駐車場の奥に見えるアレはまさしくモノレールだ!
駐車場に車を置いて、モノレール車両の近くへ
普通に駐車場の一角に居るんですね[;´Д`]
ボディは現役時代と異なり、青色にラッピングされているので少し違和感が・・・
すぐ近くには記念撮影用のパネルも!
なんだこの観光地っぷりは(笑
どうやらモノレール車両は内部も開放されているみたいです
見られるのは外観だけだと思っていたので、中が見えるのは有り難い!
ステップを上がってモノレール車両の入り口へ
ボディこそラッピングされていますが、入り口の「気をつけてネ!!」ステッカーは剥がされずそのまま残ってる!
ラッピングされたモノレールは「湯の花号」という名前だそうです。
窓が・・・
車内はそれほど大きな手は加えられておらず、現役時の雰囲気が感じられます
後ろから先頭方面へ
なんと時刻表が展示!
・・・っと思ったら時刻表「の写真」でした。本物じゃないのか!
車内には他にもパネル展示がいくつか。
現役時は3両編成で運行していましたが、ここに保存されているのはそのうちの1両のみ
かつて隣の車両と繋がっていた部分は「壁」で塞がれています
そのスペースを利用してか、室内にはエアコンが設置されています
名鉄MRM100形。
日立アルウェーグ式による日本初の跨座式モノレールだったんですね・・・
運転室内・・・・というか、しっかりと区切られていないので”運転スペース”にも立ち入れます
運転席に座って出発進行!
・・・という楽しみ方も出来ます
車内の各所を見てて気付いたのが、各種操作機器類に写真のような「蓋」がなされていた事
この湯の華アイランドへ静態保存。一般公開するにあたり設置したものでしょうか
確かにもう「電気が入らず動かない機械」に成り下がってしまったので、スイッチを触っても何も起きません
でも敢えて機器に蓋がしてあるという事は、操作による「機械的な破壊」を防ぐ目的で設置されている・・・とか?
そんな部分を見ていて、一般公開に向けた愛情的なモノを感じました
ただ車両を名鉄から購入して、そのまま野ざらし雨ざらしって訳じゃないですもの
車体のラッピングも、腐食等から車両を保護するための役割もあるのかもしれません(考えすぎ?)
ちなみに、モノレールの裏側はこんな感じ
タイヤが丸見えだっ!
こんな風にタイヤが設置されてたんですね。
現役時代は外から見えない位置なので、これは貴重かも
連結器は・・・すごく・・・大きいです。
温泉施設の出入口のすぐ近くの目立つ場所にあるため、一般の方も多く車内へ足を運んでいました
かつて存在した犬山のモノレール。ここに存在した証が残っています
そんなモノレール車両でした。
私もこれに乗って、何度もモンキーパークへ行ったっけ・・・
ありがとう、名鉄モノレール!