うず潮が見られるかも。長崎県佐世保市と西海市を結ぶ、西海橋公園へ行ってみる
長崎県らしい景色と言われると、思い浮かべるものは様々かもしれませんが、
針尾瀬戸をまたぐ二つのアーチ橋も、長崎県らしい景色なのではないかと思います。
ふと時間が余って訪れてみた西海橋公園の様子をさらっと紹介します。
このページはこちらの記事の続きです。
前回記事の諏訪ななか撮影地めぐりを早々に終わらせてしまい、日没まで微妙に時間が残ってしまった。
手元にあるのは西肥バスの1日乗車券。これで何処か行けないかと思案・・・。
佐世保駅前から1時間に1本ある西海橋方面のバスに乗ることにしました。
駅から45分くらい乗車しますが、同じ佐世保市内という事でフリーきっぷ範囲内になってます。
途中、早岐駅付近で見られるのが早岐瀬戸。
橋が架かっているので河川のように見えますが、これでも立派な海峡。つまり「海」なのです。
岸の構造が海っぽいけど景色は河川っぽい。なんかバグってるような雰囲気だ
ちなみに早岐瀬戸をこのまま大村湾の方に進むと、ハウステンボスに辿り着きます。
バスは佐世保市針尾地区を進む。
途中で進行方向右手に見えてくるのが旧佐世保無線電信所(針尾送信所)なのですが、こんな所にあったのか。
遅延を含めて50分くらい乗車して西海橋東口バス停で下車。
正規運賃だと片道840円するエリアなので、片道だけでフリーきっぷの元が取れるぞ!!
公園の看板がありました。
えーっと、西海橋も新西海橋も歩行者が通行出来て、途中に展望台とか売店とかあるみたいですね。
まず一般道に架かる西海橋を見てきましょう。
この橋を渡ると佐世保市から隣の西海市に入るようで、カントリーサインが置いてありました。
西海橋は一応歩行者用のスペースが用意されてますが、
交通量が多いし仕切りも無いのでちょっと危なっかしい。
西海橋の中央あたりに用意された展望スペースから見た新西海橋。
こっちは西海パールライン有料道路として2006年に開通しました。
うず潮といえば淡路や鳴門が有名ですが、西海橋もうず潮が見られるスポットだというのを初めて知った。
もちろん、自然現象なので毎日見られる訳では無くシーズンと時間帯が重要ですが、それっぽいモノが見られた!
こちらは西海橋から見た大村湾側。
大村湾と佐世保湾と結ぶ海峡は、この西海橋の針尾瀬戸かさっき見た早岐瀬戸の2ヶ所しか存在せず、
また船舶はこの針尾瀬戸しか通行出来ないため、重要な航路ともなっている。
西海橋を渡って西海市側にある市場とか売店とか寄ってから西海の丘という展望台へ
(途中の写真撮ってなかった・・・)
西海の丘からは両方のアーチ橋が一緒に見られます。
手前が新西海橋、奥が西海橋と大村湾で実に風光明媚。
針尾送信所も西海の丘からよく見えます。
136mの3本の電波塔で構成される針尾送信所。
太平洋戦争の勃発の口火を切った真珠湾攻撃の暗号文「ニイタカヤマノボレ1208」をここでも中継したと伝えられています。
近くへ行けば展示施設があるそうですが、残念ながらバスからのアクセスは悪いんですよね。
こういう時にレンタカーなら気軽に行けるのですが、今回はここから見るだけ。
新西海橋は道路の下が歩行者用通路になっており、ここで行き来が出来るようになってました。
ただし日中しか通行出来ないので注意。
橋の両側に観光客向けの駐車場があるため、単純に往復する人やふたつの橋を周遊する人など様々。
橋の中央あたりに観光スペース。
展望タワー系にありがちの「下が見える場所」ですね。
これが割れて落ちる心配は無いと分かっていても、やはり高いし足がすくむぞ・・・。
ぐるっと回って西海橋まで戻ってきました。ちょうどやって来た船舶を見たり。
滞在時間としては、1時間では短かったけど2時間くらいで丁度良い感じかな?
そして陽が沈もうとしている。
九十九島のあたりで夕陽を見たかったのですが、あそこ夕陽を見る時間帯にバスが無いのでやはりクソ不便。
さて、西海橋を楽しんだ所で帰りのバスに乗りましょう。
再び早岐瀬戸を通って佐世保駅・・・まで帰りたかったのですが、
佐世保駅直通のバスが更に1時間後まで無かったので、早岐駅前で降ります。
はい、早岐駅に到着。
早岐→佐世保といえば、特急列車に乗車券のみで自由席に乗れる特例区間だ!!
という訳で、乗るのはもちろん特急みどり号。
ひと区間だけとはいえ、特急車両だと楽ですね・・・。
新型コロナウイルスの影響なのか、特急みどり号は結構ガラガラでした。
そんなこんなで、佐世保市の西海橋公園でした。
<翌日の話題に続きます>