新生エアアジアジャパンが中部-仙台に就航したので、東北ドライブツアーへ足を運んだ1日目。
2017年に「新生エアアジア・ジャパン」として中部空港を拠点に就航開始して約2年。
これまで札幌(千歳)便のみであった国内線へ、新たに中部-仙台便が就航する事になりました。
就航開始直後は運賃も安めだし『ちょっくら東北へ行きますかー』という感じで足を運んだお話。
2019年9月14日(土)。旅の始まりはセントレア
3連休の最初と最後で予約して15,360円。格安ではないけども大手と比べたら割安である。
エアアジアを利用するのは就航直後ぶりなので、当時からシステムが変わってるのかなーと思いきや
今回もチェックイン機に付属のレーザープリンタからA4用紙が出てきたので、特に変わっていなかった。
(なお用紙の裏面は広告)
ちなみに前回利用した際の記事はこちら。
2019年9月に第2ターミナルがオープンするまでの暫定運用なのか、沖止めのバス輸送ではなく
普通の搭乗ゲートを利用していたのがちょっと意外だった。
そのためか出発時刻は遅めで08:55とセントレアの朝ラッシュ後の設定。
スポットの空き待ちだったのか、どこからか運ばれてくる使用機材を見ながらの待機であった。
追加課金して前方の窓側を指定していたので、上空からは富士山を見たり・・・
福島の猪苗代湖を見たり・・・。
つつがなく仙台空港に到着。ここからレンタカー基地へと移動して東北のドライブ旅となります。
空港からすぐ近くにある「千年希望の丘、相野釜公園」へ移動。
ちなみにコンパクトカーで車種未指定で出てきたのは日産ノート(非e-Power)
メディア等で大きく報じられご存じのとおり、ここ仙台空港周辺も2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けました。
この「千年希望の丘」は大津波の痕跡や被災者の想いを後世に伝えるために整備された公園となります。
相野釜公園には慰霊碑のほか、津波の被害を受けた住宅の基礎部分がそのまま残されていました。
この住宅以外にも、この地域には136世帯ありましたが、その様子は大きく様変わりしています。
「避難丘」とされている高台には「東日本大震災」の文字があり、その高さは海抜8メートルと記載。
海抜11メートルの避難丘から周囲を見渡す。
8メートルの位置まで津波が押し寄せたという事は、今見えているこの視界の殆を津波が覆った事となる。
実際にここから見る事で、その被害の大きさを知る事が出来ました。
公園内にあった施設には写真展示があり、震災前と直後の様子を知った後に公園を出発した。
仙台空港から進路を西に、山形県を目指して進みます。
宮城県に到着したというのに、いきなり宮城を離れて山形ですか?
いやー、山形はあまり訪れた事が無かったので、今回のメイン観光地となりました。
どうせ山越えして山形県に向かうなら、という事で途中にある蔵王へとやってきました。
蔵王といえば、スキー場とか樹氷とかでも有名ですけども、私が見たかったのはアレです。
そう、蔵王山の御釜ですね。
ちなみに「蔵王山」という山は存在せず、山形県と宮城県の県境となる蔵王連峰の総称。
(訪問するにあたり事前の情報収集まで知らなかった)
この御釜は蔵王山の象徴的観光スポットですが、宮城県側に属するので宮城県の観光地として紹介されます。
蔵王山も日本百名山に指定されており、展望台から見えるあっちの方が最高峰で
観光駐車場からも片道1時間くらいのハイキング気分で行けるっぽいですが、今日は登山予定ではないので退散。
それに今日はあまり天気も良くないみたいですしね。
山の天気はナントヤラ。しばし観光地気分を満喫したら、山形県側へと行きましょう。
蔵王山から平地へと戻り、稲穂が実る風景を横目に山形県内をひた走る。
初日にもう一カ所向かうのは、山形県内の有名温泉地「銀山温泉」ですね。
別にここに宿泊するつもりではありませんが、雰囲気と日帰り入浴くらいはしようかなと。
銀山温泉といえば、大正浪漫でレトロな建物や街並みで有名ですよね。
狭いエリアに立ち並ぶ建物はどれも趣があり、なるほどこれは色々と楽しめそうな温泉地だなと期待も膨らむ。
しかしながら、それほどキャパが大きい温泉地ではないらしく、唯一存在する共同浴場は連休で休業中という罠。
まさか温泉地へ来て温泉に入れないなんて事が起きるとは・・・。甘く見ていた。
結局のところは、古い建物を見ながら無料の足湯を楽しむだけとなりました。
あと土産店で購入した、くぢら餅の大福を食べるなど。
うーん、温泉地は日帰りじゃなくてちゃんと宿泊しないと駄目なんだという勉強になりました。
なんか悔しかったので、しばらく移動した先にあった「東根温泉 こまつの湯」にて汗を流す。
こちらも温泉地なのですが、こちらは観光客ではなく地元民の集まる入浴所といった感じ。
大人400円と安めなのも良いし、地元民に混じって温泉を楽しむのも良いですね。
銀山温泉が少し遠くて移動で結構ロスした感じでしたが、夜は山県市内のビジネスホテルにチェックイン。
近くにあった飲み屋で山形名物の芋煮を頂きつつ、明日の作戦を立てるなど旅行はまだ始まったばかりである。
□2日目に続きます