半分白い、半分紅い。紅葉シーズンの石鎚山登山は微妙なお天気だった。
日本百名山であり西日本最高峰。愛媛県にある石鎚山の標高は1,982メートル
昨年に訪問する予定が台風直撃のため延期し、まるっと1年越しの再挑戦。
今度は紅葉シーズンに訪れた石鎚山ですが、まさかの雨降りで大変な登山となったのであった。
このページはこちらの記事の続きです。
2018年10月7日(日)。早朝より高速道路を使って宿泊地から石鎚山を目指す。
宿に連泊出来るように場所を決めつもりであったが、登山口までちょっと遠かったのが反省点。
だいたい何処の山でも登山口って交通の便が悪いところにあったりする。
石鎚山も例外でなく、山道をうねうねと登山口を目指して進む事に。
午前7時頃に登山口へと向かうためのロープウェイ乗り場に到着。
連休と紅葉効果なのか、運行開始時刻前なのに既に多くの車で駐車場が埋まっていた
やはり登山ってのは早めに行動するのがベストなんだなぁと。余裕は大事。
平成も半年ちょいで終わろうとしている2018年ですが、ロープウェイ乗り場はまさに昭和の雰囲気である。
これ百名山というネームバリューがあるからこそ人が集まっている気がしますが、老朽化問題は避けられなさそうだ。
既に行列になっていたロープウェイ乗り場。やはり早く行動して正解でしたね。
ロープウェイ料金は通常往復1,950円のところ、モンベル会員割引で1,760円也。
乗車するロープウェイはこちら。中型ゴンドラが2機交互に動くタイプなので、輸送力はそんなに無さそう
所用時間約7分30秒で標高1,280メートルの山頂成就駅まで向かうことが出来ます。
ぐーんと標高を上げるロープウェイ。良い登山になるといいな・・・、なんて景色を見てたのですが
あれ、何も見えないのですが!
雨音がするんだけどどういうこと?
えーっと、要するに登山道は雨降りでした。
雨雲レーダー的には雲は居ない筈だったのだが、山の天気は何とやら・・・
大勢居た登山者も「仕方ないな・・・」と言わんばかりに雨具を装備して出発する。
登山のコンディション的にはあまり良くないのですが、名古屋からここまで来ているのだし
我々もザックから雨具を取り出して向かう事にしましょう・・・。
写真じゃ分かりづらいですが、ぽつぽつと降る雨のなか山頂へと向かう。
降ったり止んだり、ゴアテックスの雨具でも蒸し暑かったりでなかなか難儀な登山道。
石鎚山は古くから信仰の山として崇められており、登山道には鎖場がある事でも有名。
百名山だし歴史もあるので、登山道はしっかりと整備されている印象でした。雨はともあれ歩きやすい。
鎖場は「試しの鎖(74m)」「一の鎖(33m)」「二の鎖(65m)」「三の鎖(68m)」の合計4箇所。
雨降りで足元が滑るというコンディションだったので、私は安牌で迂回路へと進みました・・・。
途中の登山道でも一部では紅葉が見られたり。
コースタイム3時間のところ、私の所用時間は3.5時間。雨降りだったし仕方が無いね!
こちらは山頂ではなく、最高峰「天狗岳(1,982m)」の隣にある「弥山(1,974m)」の山頂付近。
天狗岳は登山道が狭く危険が伴うため、ここ弥山を目的とする登山者も多い。
そんな天狗岳はこちら。雲で何も見えねぇ!!
まぁ、危ないし混んでるし天気悪いし行かなくていっか。
その瞬間、目の前の雲がふっと晴れた。それは見事な紅葉。
半分白くて半分紅い。山の天気は何とやらと言いますが、ここまで極端に変わるものなのか。
その瞬間を見たいがために、岩場の端に集まってカメラを向ける登山者多数。
一瞬でも晴れてよかった!
お昼ご飯のカップヌードルを食べよう。山で食べるご飯は美味い!!
焼きベーコンも美味い!!
休憩中、幾度となく視界を奪われては・・・
また晴れたり。山の天気は分かりませんね。
で、下りはざっくり3時間くらい掛かってロープウェイ駅まで帰ってきました。
いやー、雨の日の登山って大変だ。良い経験だったけど、あんまり経験したくはないね。
下山して宿へ帰る前に寄り道。西条市といえば伊予西条駅前のコレ!
フリーゲージトレイン二次試験車が駅前にそのまま置いてあるんです。
実用にはまだまだ問題を抱える日本でのフリーゲージトレイン。今後どのような展開のなるのかしら?
特に愛媛という感じでもない普通の定食メシ。登山した日はがっつり食べたい!
再び四国中央市の宿に戻って連泊となりました。
連休最後も登山してから名古屋に帰りますよ。
<次回に続きます>