ぐんまちゃんがいっぱい群馬県。世界遺産富岡製糸場へ行ってきたお話
□この記事は『金沢まわりで群馬へ行ったお話』の続きの記事です
群馬県富岡市にある「富岡製糸場」。明治に5年建設された、日本で最初の官営模範製糸場です
2014年の世界遺産登録により、その知名度は一気に上がったかと思います
金沢まわりで群馬県へとやってきたこの機会に、ブームも一段落したであろう富岡製糸場へと足を運びました
北陸新幹線を降りてコンコースを横断。富岡製糸場へ向かうために上信電鉄へと乗ります
高崎駅には何度か訪れた事がありますが、上信電鉄へ向かうのは初めてだ
高崎を降りて各所で目にする「ぐんまちゃん」の姿
ベースは同じで色々な格好をしており、こちらは「工女ぐんまちゃん」という名称が付いているらしい
全国各地で乱立するゆるキャラ問題、やはり自治体公式かつ版権フリー系は強いっすね
上信電鉄の改札へ。富岡製糸場の案内が各所に書いてあるあたり、世界遺産登録の影響は大きそうだ
往復乗車券と見学料がセットになった割引券が2,140円で売ってたので購入。
都度購入しなくても良いし、ちょっとだけ安いしので有り難い。
電車に乗るかー、と思いきや見たことあるようなパネルが置いてあった
そういえば上信電鉄にも鉄道むすめ「富岡しるく」が居ましたね
車両にも「富岡しるく」の姿が。
そして車内の天井にぐんまちゃん!
運転席の後ろにもぐんまちゃん!
鉄道職員姿のぐんまちゃん!
ぐんまちゃんのプッシュが激しいです・・・。
電車は高崎を出て西へゴトゴト・・・
到着しました。上信電鉄は割と古いめの駅舎が多く残る路線ですが
この上州富岡駅は世界遺産の絡みか、比較的真新しい駅舎だったのでちょっと驚き。
富岡製糸場は駅前ではなく、少し離れた場所にあるので歩いて移動。
すぐ目の前ではない分、駅から富岡製糸場までの間は土産店や飲食店の賑わいを感じました
鍋を食ってるぐんまちゃん、バリエーション多いな・・・
「峠の釜めし」で有名なおぎのや、富岡製糸場のすぐ目の前に出店してたのか・・・。
そんなこんなで富岡製糸場に到着。高崎で購入した切符を出して入ります
ちょうどガイドツアーが始まる所だったので、200円支払って参加。
貸し出される受信機を使ってガイドの話を聞きながら回るというもの。集団から多少離れても聞こえるので便利です
という訳で、世界遺産の富岡製糸場でございます。
ざっくり説明すると、明治5年(1872年)に官営の製糸工場として操業を開始
その後、民間に払い下げられ操業を続けるも、昭和62年(1987年)に操業を停止。
操業停止後も工場は壊さず、片倉工業によりそのままの状態にて長期間保存され
2005年に一般公開、2014年に世界遺産登録・・・という流れです。
こちらは入口からすぐ正面に見える「東置繭所」という、乾燥させた繭を保存していた建物
木の骨組みにレンガで壁を積み上げて造る「木骨煉瓦造」という、西洋の建築方法で建てられました
このように当時の技法で建てられた施設が多く残っている所が、高く評価されているとの事です。
こちらは繭から生糸を取り出す「繰糸所」
小屋組みにトラス構造を用いる事で、柱の無い大きな空間を作り出しています
ここに残っているのは創業終了時点の機械なので、昭和後期のもの。
繭から生糸を取り出す作業は機械化され、殆ど人の手を介さないで動いていたそうです。
なお、操業時の生糸作業の再現。
繭から糸口を人力で見つけて、そこから巻き取る方式
それらの作業が自動化された機器類
解説のイラストもありましたが
「糸口を見つける」「より合わせながら巻き取る」「繭を補充する」を機械的にやってしまうのが凄い・・・
主な見所は東置繭所と繰糸所あたりですが、他にも付随の施設を外から見学出来ます
写真は首長館。指導者として雇われたフランス人「ポール・ブリュナ」が家族と暮らしていた住居だそうです
奥にあるのは寄宿舎。見所感は少ない・・・?
先ほどの「東置繭所」を中庭側から見た様子。集合写真用の撮影スポットになってました
東置繭所は内部も一部が公開されており、二階部分は外部に設けられた階段から上がれます
離れて見ると何ともないレンガの建物でしたが、近くで見ると塗装のハゲとか目立ちますね
テラス部分(立入禁止)。踏み板が抜けそう・・・
繭を保存していた部分。今はイメージ程度にモノが置かれている以外は何もないです
1階は資料展示。
実際にモノを見てもいいけど、先にここで富岡製糸場について学習してから行っても良かったか
世界遺産だよ!
・・・とまぁ、ざっくりとこんな感じの富岡製糸場でした。
同じ産業遺産系のジャンルである、鉱山とか製鉄とかに比べるとインパクトが弱いかもですが
前々から足を運びたかった富岡製糸場。この機械に来る事が出来て良かったです。
見学時間終盤でも見学客の姿は減ること無く。これからも安定的に人が訪れると良いですね
駅への戻り道。古い建物が結構残っている富岡
高崎に帰ってきました
群馬といえば有名なのが「登利平」の鶏めし
群馬駅の「高崎モントレー」でイートインおよび持ち帰りの店舗があるので、そちらで弁当を購入。
ホテルに持ち帰りテレビを見ながら鶏めしを購入
鶏肉そしてごはんに染みた「たれ」が美味しかったー
・・・っと、そんな感じの半日群馬県観光でした。