中部索道これくしょん。日本平ロープウェイに乗って徳川家康公ゆかりの地、久能山東照宮へ
「中部地方8施設のロープウェイ巡りをしてロープウェイカードをGetしよう!」
という触れ込みで2014年に始まったロープウェイ事業者の合同キャンペーン。
ロープウェイに乗ることで、その施設の「ロープウェイカード」が貰える。カードは全部で8種類
過去に「御在所ロープウエイ」と「金華山ロープウェー」でカードを貰いましたが
今回は静岡にある日本平ロープウェイへ行ってきたお話。
という訳で、在来線でガタゴトと静岡市の静岡駅までやってきました。
日本平ロープウェイは静岡駅から離れた場所にあるため、駅前から路線バスに乗車します。
日本平は観光スポットなのですが、バスの本数は少なく休日ダイヤで毎時1本のみ
なのでバスで行くなら事前に時刻を調べておくのが良いかと。
駅前で食事を済ませたりして時間調整。日本平ロープウェイ行きのしずてつジャストラインに乗車!
市街地を抜けバスは山道をひた走る。
くねくね曲がった道を右へ左へ動くもんだから、ちょい気持ちが悪い・・・
静岡駅前から45分くらい乗車して、ようやく到着しました。
「日本平」というのは、駿河湾沿いにある「有度山」の山頂付近一帯を指す景勝地名
観光スポットなので広い駐車場には大型観光バスがちらほら。
駿河湾を望む。晴れの日は素晴らしい景色が楽しめるんでしょうけど、本日は曇りです
(なぜ快晴日を狙って来なかったんだお前)
静岡市中心地一帯が肉眼でも確認出来ます。写真はちょっと分かりづらくてすいません・・・
さて、「ロープウェイ」といえば、皆さん想像するのは「山頂や展望台へ向かうために使う乗り物」ですよね?
しかし、ここ日本平は既に山頂付近。ロープウェイで何処へ行くんだ?
実は日本平ロープウェイ、すぐ隣にある久能山へと繋がるロープウェイだったのです。
つまり、山を登ったり下りたりするのではなく、谷を越えるための移動手段。そんなロープウェイもあるんだ
そして久能山は徳川家康公のゆかりの地
2015年は徳川家康没後400年事業の一環で、各所でポスターやパネルなどを見かけました。
窓口でチケットを購入。その際に「ロープウェイカードください」と申し出る
ロープウェイカード、頂きましたー!
日本平ロープウェイの場合は、WEBサイト上の割引券を持参するか、現地のスタンプを集めると貰えるそうです。
カードの配布の条件は事業者によって異なるので、事前に調べておくのが良いでしょう。
8事業者集めるスタンプカードに押印してもらう。これ、全部集められるかしら・・・・
(初回のスタンプより3年間が期限)
ロープウェイ駅は近年リニューアルされたようで、思っていたより綺麗な内装だったので驚き
日本平ロープウェイは、2基のゴンドラが交互に行き来するタイプ
そのゴンドラも比較的小さいものでした。
ゴンドラには徳川の家紋(三つ葉葵)がラッピング。ここにも四百年事業の影響が出ているようだ
ゴンドラの内部も徳川な感じが出ている。
運行するロープウェイの窓からの景色。
谷を越えて、向こう側に見える久能山までおよそ5分の空中さんぽ
反対側のゴンドラと高速ですれ違う
ちょうど久能山東照宮で神前結婚式を行っていたため、ゴンドラ前面に「寿」が掲げられているそうだ
谷間で冬場の強風に煽られながらも、ゴンドラは久能山駅へと向かう
久能山駅に到着・・・って、こっちの駅舎は絶賛工事中でした。
という訳で、やって参りました久能山。
「徳川家康公ゆかりの地」と先ほどさらっと紹介しましたが
徳川家康の遺言により、没後ここ久能山に家康公が埋葬され、そして家康公を祀る神社が造営された。
それが久能山東照宮の始まり・・・と案内されています。
ロープウェイとセットで購入した拝観券を渡して久能山東照宮の境内へ
まず最初に目に入るのが色鮮やかな楼門(ろうもん)。
境内に咲いていたのは河津桜。
伊豆のあたりで有名な桜の一種で、ここ久能山東照宮にも僅かながら植えられていました。
一般的なソメイヨシノより早い時期に開花する早咲き桜なのですが、まさか見られるとは思っていなかった
「家康公が埋葬・・・」と、お堅いイメージの神社なのですが、ガンプラが奉納されている辺りにギャップを感じる。
こちらも地元静岡の企業、鈴与グループのフジドリームエアラインズからも飛行機の模型が奉納
そういえば受付に置いてあった皿もタミヤだったっけ・・・。さすが静岡やで
正面の階段は封鎖されていたので、本殿へは横の通路より。
ここで神前結婚式の真っ最中でした。
境内はそれほど広くはありませんが、そこに敷き詰められた鮮やかな建造物たち。
なかなか見応えのある久能山東照宮でした。
なお、久能山のロープウェイとは反対側に広がるのは駿河湾。天気が悪いのが残念
久能山側から訪れた観光客は、本殿から1159段の石段を上がらなければなりません。
海沿いには苺(久能石垣いちご)のビニールハウスがずらっと並んでおり
そのいちご狩りと久能山東照宮をセットに訪れる観光ツアーも多いようだ。
なお、この石段を上がるには15分から30分ほど掛かるとか。ひゃー
久能山側からの公共交通アクセスもあまり良くないため、再び日本平ロープウェイに乗車
路線バスの待ち時間に日本平の山頂から清水方面を望む
天気が良ければ、ここから富士山が見えるそうですが、残念ながら全く見えず・・・。おう
そんなこんなで日本平ロープウェイと徳川家康公ゆかりの地、久能山東照宮でした。
ぜひ、晴れの日に訪れたいスポットですね。