紅葉の中央線旧線区間「愛岐トンネル群」の特別公開日に足を運びました
中央西線の同区間が複線電化される1966年まで実際に使われていた土岐側沿いの線路跡
「愛岐トンネル群」として地元NPO法人により管理され、春と秋の年に2回、一般公開が行われます。
過去にも訪れた事のある場所ですが、紅葉の見頃と重なるという事で足を運んだお話。
という訳で名古屋駅の中央線ホーム。愛岐トンネル群の最寄り駅は定光寺駅。
普段は1時間に2本各駅が停車するのみですが、開催日は一部時間帯で快速列車も臨時停車します。
無人駅の定光寺駅も、この日はホームと駅出入口に多くの駅員を配置
毎回1週間くらい開催される公開イベントですが、休日ともなると約2,000人程が訪れるそうです。
愛知県と岐阜県の県境に13基のトンネルが現存する愛岐トンネル群
遊歩道として整備がされているため、参加者は自由に散策するというスタイル
見学料として100円支払い、久しぶりの愛岐トンネル群に到着。
公開しているのは13基のトンネルのうち愛知県側の4基のみですが
それらを保護のため今年地権者より買収。そして岐阜県側も保存・公開出来るよう活動を進めているとの事
このトンネルは貴重な鉄道遺産であると共に、近代化産業遺産としても指定されています。
スタート地点にある3号トンネル前に到着。早々の紅葉ビューに期待も高まる!
トンネル内から見てみるのも面白い
線路は残っていませんが、レンガ造りのトンネルはそのまま残っています
多少の光源は用意されていますが、参加者はライトを片手に探検気分で進みます
(写真はストロボを使用)
トンネルを抜け、かつて列車が走っていた線路跡を進む
うん、いい感じですね。
足元は線路の名残でゴツゴツとした砕石が散らばっているため、普通の靴では歩き辛いので注意
今回はその点を考慮して、登山靴を履いてきました。
4号トンネルへ
同じように通り抜け・・・
トンネルの先で季節を感じる。
まだまだ行きますよー
4号トンネルと5号トンネルの間では物販のテントが並ぶ
パンや弁当に和菓子など様々。
こんな所で地ビールが飲めるとは・・・!
引き続き5号トンネル
公開エリアで最長の6号トンネル
全長333メートルのトンネルは長くて暗くてひんやりする
真っ暗闇をライトの明かりを頼りに岐阜県側へ抜けると・・・
はい、ここで行き止まりのため折り返し地点。
この先、県境の向こう岐阜県側には2基のトンネルがありますが公開はされておらず。
県境に橋が無いこと、別の行政圏であること、地権者との交渉など問題は様々
いつか岐阜県側のトンネル2基も公開出来るよう、NPO法人は取り組みを進めているそうです。
県境には物販搬入用のワイヤが張ってありました
ここから運んでたのか・・・。
それでは定光寺駅に向けて戻りましょうか。
6号トンネルを抜けたらすぐにUターンというのが少し寂しい。
お昼も近くなり人が増えてきました
今年は良いタイミングで訪問出来て何より。
途中の休憩も含めて、往復で大体2時間弱の愛岐トンネル群巡りでした。
帰りも再び臨時停車の快速電車に乗って名古屋方面へと帰ります。
そんなこんなで紅葉の愛岐トンネル群でした。
<関連リンク>
□NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会