勝沼ぶどう郷駅ちかくの「大日影トンネル遊歩道」へ寄ってみよう
□この記事は『富士急下吉田駅のブルートレインテラス』の続きの記事です
ここは明治36年から平成9年まで中央本線の鉄道トンネルとして使われていた「大日影トンネル」
現在は遊歩道として整備されており、反対側まで歩いて通行する事ができます。
山梨で宿泊し、首都圏へと移動する途中で「勝沼ぶどう郷駅」で途中下車してみました。
石和温泉で朝食前に温泉、朝食後にも温泉に入ったりしてチェックアウト。歩いて石和温泉駅を目指します
しかし、ここ石和温泉。温泉宿の数は多いけど広い範囲に散らばっているため、いわゆる「温泉街」って感じが少ない
普通の住宅地に温泉宿が混ざっているような感じ。そんな温泉地もあるんだなぁ・・・っと。
そんな石和温泉ですが、駅前には温泉地っぽく無料の足湯がありました。
駅舎は味のある古めの駅舎・・・っと思ったら柵で塞がれちゃってるし!
どうやら石和温泉駅は駅の改修工事中らしく、現在はこちらの仮駅舎にて営業中
住宅地から外出するだろう人、温泉宿から帰るだろう人で駅は賑わっていました
今日はここ山梨の石和温泉から都内へ向けて東へ向かいます。
石和温泉は特急も停車する駅ですが、18きっぷ利用なので普通電車にて移動
都内へ戻る前に、ちょっと寄り道。冒頭でも書きました勝沼ぶどう郷駅で下車
ホームからも見える勝沼の丘。観光地っぽい雰囲気がします
山梨といえば、国内最大の「ぶどう」生産地。駅名のとおり、ここ勝沼には多くの農園があるそうです
春から秋にかけては観光ツアーなどで賑わうようですが、訪問したのは3月。まだ閑散としていますね
駅前に広がる意味深なこの空間なのですが、もうちょっと奥に行くと理由が分かります
程よい高さのこの石段。何だか分かりますか?
現在は公園として整備されているこの場所、実は旧勝沼駅のホーム跡なのです。
昭和43年まではスイッチバック駅として、本線から少し離れたこの位置にホームがあったそうです。
復刻した駅名標と、その後ろには現行のホームがある本線
勝沼駅に停車する列車のみが、スイッチバックを利用して本線から駅へと入線をしていたという。
レールもなくホームだけが残っているので、かつての駅としての雰囲気は少ないですが
桜のシーズンともなると、ここでの雰囲気は良さそうですね
駅から旧勝沼駅とは逆方向に進むと、突如現れるEF64電気機関車
その先にはスイッチバックの終端
そこから階段を上がったところにあるのがこちら。
公園内に突如線路が現れて、その先に見えるのがトンネル
こちらが遊歩道として整備されている大日影トンネル。現行のトンネルのすぐ隣に並んでいます
明治36年から平成9年まで使われていたトンネルのため、その歴史は結構長い。
奥まで通り抜けると片道30分。携帯はドコモのFOMAのみ使用可能という案内書きが
直線のトンネルのため、出口の光が常に見えている状態
夏は涼しく冬は暖かいトンネル。線路も残っているため雰囲気はなかなかのものだ。
奥まで抜けると、その先にはもうひとつのトンネルを利用したワインセラーがあるそうですが
他に交通機関が無いため、観光客は再びトンネルを30分歩くしかないという。
ちなみに、トンネルを半分くらい進んだ所でもKDDIの電波は掴んでました
旧ホームとトンネルを少し見て1時間ちょっと。次の予定があるので駅へと戻り高尾行きの列車に乗車。
列車2-3本分遅れますが、ちょっと立ち寄るには良いスポットかもしれませんね。