自分だけの「カップヌードル」を作れる、大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館へ行ってきた
「カップヌードル」について、わざわざ解説をする必要もないでしょう。
そのカップヌードルに関連した「インスタントラーメン発明記念館」という施設が大阪府池田市にあります。
ここではカップヌードル作りが体験できる『マイカップヌードルファクトリー』というプログラムがあり、
それが最近注目を集めているようで、週末はいつも混雑するとか何とか。面白そうなので足を運んできたお話
という訳で大阪へやってきました。池田市までは阪急梅田駅より阪急宝塚線に乗ります
阪急梅田から京都線・宝塚線・神戸線と三方向に線路が延びていますが
各線の優等列車は阪急梅田を同じ時刻に発車するため競争のように併走する区間が結構面白いのだ
「インスタントラーメン発明記念館」のある阪急池田へとやってきました。
公共施設じゃなくて、企業の広報施設みたいなもんだしなぁ。案内とか出てるのかな?
っと駅を出るまでちょっと心配でしたが、駅前には案内版が出ていました
少し歩いてそれっぽい建物が見えてきました。これが「インスタントラーメン発明記念館」ですかね。
ミュージアム前には「カップヌードル」の上に乗ったオッサンの像がででーんと鎮座
そのオッサンの手には「チキンラーメン」が!
そう、この人物こそ「チキンラーメン」「カップヌードル」を開発したのが「安藤百福」氏
彼はここ大阪府池田市でチキンラーメンの研究を行っており、その縁でこの地にミュージアムが作られました
「インスタントラーメン発明記念館」は入館無料の企業系ミュージアム
館内ではチキンラーメンを研究していたという小屋(再現)があったり
「チキンラーメン」「カップヌードル」に関するパネル展示など
近年も時々見かける日清のカップ麺自販機。当時の売価は100円だったそうで
さて、それではお目当ての「マイカップヌードルファクトリー」の方へ行ってみましょうか
この日も例外なく混雑しており、案内されていた「60分待ち」の表記
うーん、来ているのでこれは作っておきたい。
行列の途中で展示されていた「made in JAPAN大賞」というパネル
カップヌードルは堂々の一位
その他ずらーっと、誰もが知っている有名な品々が並んでいますが・・・
味の素って100年前には存在してたんですね・・・。知らなかった
さて、順番が回ってきました。まずは300円でカップの購入
300円というのはカップヌードルの材料費も含まれており、参加料の支払いも兼ねて自販機なんですかね。
パッと見は普通のカップヌードルの容器に見えますが
「マイカップヌードルファクトリー」の文字が入っています
スープの味、具材は色々用意されており、ここから自分の好きなものを選択する仕組み
っと、その前にカップの側面にペンを使って、好きなように絵や柄などを入れたりできます。
味もカップのデザインも自分で作る。まさに「自分だけ」のカップヌードルですね。
私もペンで塗り塗りして完成。
この赤縞模様。イメージしたのはTE○GAでございます。
ほら、ひっくり返すとTE○GAみたいに見えませんか?
まさに逆転の発想!!
※逆転の発想・・・カップヌードルの生産ラインにて、カップに麺を入れるのでは安定せず失敗が多かったが
逆に麺にカップを被せることでその問題を解決した。という「安藤百福」氏のひらめき。
カップの柄を作り終えたら、いよいよカップに中身を入れるコーナー
ガラス居たの向こう側に並ぶカップヌードルの麺部分だけがずらっと並ぶ光景は圧巻だ
スタッフに容器を渡すと「逆転の発想」により麺がセットされます。
私のTE○GAヌードルがあんな姿にっ!
それをお客さんが手前のハンドルでぐるぐる回すとカップが回転。
下まで到着すると、スタッフのお兄ちゃんが外してくれて次の工程へ
次はスープと具材を選ぶコーナー。
スープは4種類、具材は12種類のなかから選択することができます。
ちなみに具材は12種のうち4回まで選択可能。
一緒に行った友人は「ガーリックチップx4」というニンニクマシマシな注文をしてました。(同じのでもOK)
具材が入ったら専用プレス機でフタを圧着
外装のシュリンク(ビニールで覆ってるあれ)の機械に通されて・・・
シュリンクが終わるとお客さんの元へストンと落ちてきます
やったー!世界に自分だけの「TE○GAヌードル」ができたー!
その味はまさにミミズ千匹(最低
ラッピング用のビニールも用意されており、カップヌードルを入れた後に空気で膨らませます
これに入れると、ビニールを潰さない限り鞄などに入れて持って帰れないので
目立つこのパッケージがそのまま通行人に対する広告になるんだなぁと。よく出来てますね
こんなマイカップヌードルを作ってすいません・・・。
2007年に他界した即席麺の父「安藤百福」氏
「チキンラーメン」「カップヌードル」の開発後は、他社に技術を公開するなどで食文化に貢献
更には私財を投じて日清食品と共同で財団を設立。社会に大きく貢献したそうです。
(このミュージアムも同財団が管理・運営)
ミュージアム内にはお土産コーナー・飲食コーナーも用意されておりちょっと珍しいカップヌードルが売られています
JALの国際線ビジネスクラス以上で提供される機内食「らーめんですかい」が売ってたので購入。
地域限定麺、東西で異なるパッケージなんかも販売。
コンビニやスーパーで容易に手に入る即席麺ですが、限定モノとなると話題にもなるし、欲しくなっちゃいますね
という訳で、インスタントラーメン発明記念館のマイカップヌードルファクトリーでした。
パネル展示、マイカップヌードル、お土産販売など満足度の高い施設内容でオススメです。
<関連リンク>
□インスタントラーメン発明記念館
□カップヌードルミュージアム ※横浜にあるミュージアムにもマイカップヌードルファクトリーがあります