夏のオホーツク海沿岸で風光明媚。網走発、サロマ湖方面のドライブで夏を感じた。

これだよこれ、思い描いていたとおりの北海道のドライブだ!
という感じに、お天気も予報通りの晴天。文句なしなんてあるわけない。
特典航空券の空き状況を見て急遽訪れた北海道。2日目はレンタカーにてサロマ湖方面へドライブします。
このページはこちらの記事の続きです。

2022年8月21日(日)。おはようございます。
時計はまだ朝の5時半ですが、夏でかつ北海道の東側なので、明るくなるのは早いですな

昨日の曇天とは打って変わって、今日は予報通りの晴天。これは期待出来そうですね。

朝支度を終えてホテルを出る。昨日は暗闇だった網走駅も、明るくなると雰囲気が全く違う。

駅前に停車していたのは、2012年まで名鉄グループの一員だった網走ハイヤー。
グループから離れた今でも見た目はそのまま継続しているので、名古屋から来た人には名鉄タクシーにしか見えない。

さて、今日はレンタカーを借りるのですが、まずは駅前から女満別空港行きの路線バスに乗ります。

網走バス、電子マネーは使えないけどQRコード決済が出来るのが有り難い。
QRコードも座席に置いてあるから先に打ち込んでおけるので、下車時にもたつかず済む。

で、空港行きのバスは網走の市街地で乗降可能なので、それを利用して下車。

バス停から歩いて網走のトヨタレンタカーに到着。
レンタカー屋といえば、だいたい駅前にあるものですが、網走は少し離れた所にあったのでバスで移動した次第。

夏のクソ繁忙期にも関わらず、前日予約でも何とか確保出来ました。
午前8時の開店と同時に手続きをしてVitsを借りました。ヤリスじゃないのかー、仕方ない。

で、レンタカー店舗からいきなり場所がワープしますが、ここは車で20分くらいにある「能取岬」へ向かう途中。
道路の先には青い空と青い海。これぞ私の求めていた夏の北海道の景色だ!と最初からテンション爆上がり。

まだ朝の8時半前なので人も少ないぞ。

能取岬。オホーツク海に突き出た岬で、突端には灯台があるのみだが眺望の良い景勝地である。

辺りを見回しても「何もない」

オホーツク海も穏やかで綺麗だ。

遠くに知床連山の稜線がくっきりと見える。今日は晴れて良かった。

駐車場に観光客向けの案内かな?

能取岬がロケで使われた日本の映画作品が紹介されていた。
南極料理人、ここでロケをやってたのか。

軽く30分程度の滞在を想定していたけど、のんびり見て回ってたら普通にオーバーしていた。
景勝地は時間があっという間に過ぎてしまう。人も集まり始めたので次へ向かいましょう。

これは能取岬からすぐ先の美岬海岸のあたり。
道路脇に駐車場があると「絶景スポットなのか?」と都度停車しちゃいますよね。絶景の宝庫、北海道やで。

能取湖の湖畔を進み、国道239号線に合流。
この先オホーツク海沿岸を進めば確かに稚内まで行けるけど、その距離316kmて・・・でっかいな。

サロマ湖ですわぁー!(お嬢様風に。
淡水の塩水が混ざり、塩分濃度の低い「汽水湖」として有名なサロマ湖。
汽水湖だと他には静岡県の浜名湖や島根県の宍道湖がメジャーですね。

面積がデカいので、湖なのか海なのかパッと見分からないくらいの規模。
とりあえず駐車スペースがあったので、車を置いて景色を見てみたの図。実に風光明媚でした。

引き続き国道239号線を湧別方面へ向けて進む。
途中の道路標識には「オホーツク国道」という道路の愛称の紹介とともに
現在地がどの辺りか分かるような地図が掲載されていた。実に分かりやすい。

で、北海道でレンタカーといえば、どうしてもこっち関係に寄っちゃうよね。
という訳で事前に調べていた計呂地交通公園へと寄り道。

そう、計呂地交通公園は国鉄湧網線の「計呂地」駅の跡地でございます。
1987年に湧網線の廃止と共に廃駅となった同駅を、公園として整備・公開をしている公共施設となります。

廃線後の整備で跨線橋(のようなもの)が作られたため、高さになんか違和感・・・。

駅舎の方も保存されて管理事務所のようになっていましたが、無人で施錠されていました。

駅舎内はさながら博物館のよう。駅跡の活用法でよく見かけるパターンですね。
写真は窓から内部を見た様子。入って色々見たかったのだが残念!

この計呂地交通公園、ライダーハウスとしても使われているようで
料金表を見ると列車の方は大人300円、この駅舎は500円となかなかの格安っぷりに驚いた。
なお、コロナの影響で宿泊営業は休止中との事。

ライダーハウスってどうなってるんだろ。ちょっと見に行くか。

車両のデッキ部分は無施錠で空いていましたが、客車の内部は施錠されてました。
写真は窓からなかを見た様子。うーん、よく見えないが畳敷きなのか?

側面の窓からはよく見えました。かつての客車に雑魚寝・冷暖房無しで300円なら妥当なのかな。
さすがの北海道とはいえ、涼しい日は良いけど暑い日は地獄だろうな。

ライダーハウス用なのか、直火炊きの風呂釜があった。目隠しはあるけど基本丸見え。
なお料金は不明。

給水塔のような施設がありましたが、中身は展望台になってる。

無料だし上がってみる。旧計呂地駅が一望(?)出来る。内部は蒸し暑いので夏には不向き。

ちょうどこの記事を書いている今の9月の下旬が見頃らしいですが
「計呂地サンゴ草群生地」というのが近くにあるので歩いて行ってみる。

もちろんシーズンオフなので何が何だかさっぱり分からん。
サンゴ草は汽水湖の湖畔に茂る塩生植物で、秋口に真っ赤に染まる光景が圧巻だという。
へぇ、そんな植物が居るのか。いつか見に行けたらいいな。

さて、廃線跡を見てたらあっという間に時間が過ぎてしまった。
今日の夕方には女満別空港へ帰らないと行けないので時間が無いぞ。先を急ごう。
<次回に続きます>



