本土決戦最後の拠点「松代象山地下壕」を見学する。
第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに大本営、政府各省等を
この地に移すという計画のもとに、昭和20年の終戦の日までおよそ9ヶ月間建設された地下壕。
その地下壕は約8割が完成した所で終戦の日を迎えたため、実際に使われることはありませんでしたが
長野県長野市松代町には今でもその地下壕が残っており、内部を見学する事が出来ます。
そんな歴史のある地下壕へ足を運んだお話。
という訳で場所は旧長野電鉄屋代線の松代駅のちかく。
公共駐車場に車を置いて象山地下壕へと目指すが、こんな住宅地みたいな所にあるんだろうか?
不安に思うも案内板は設置してあります。どうやら本当にあるっぽい
やや奥まった所に象山地下壕の入口を発見
そりゃ極秘のうちに作った代物だし、分かりにくい所にあってもおかしくないよな、とひとり納得。
安全のため地下壕へと入る際はヘルメットの着用が必要(セルフサービス)
地下壕は長野市が管理しており、見学に関しては無料。
地下壕に関する案内書きがありました。
こちらは鳥瞰図。地下壕なんだから当然ですが、全体が地中に埋まっているのが分かりますね
地下壕入口は補強され看板があり、雰囲気は昭和というか平成ライク・・・
それでは地下壕の内部へ!
地下壕内は入口同様に鉄骨で補強されており、照明によって内部が照らされています
天井に気をつけながら歩くが、これが長いのなんの・・・!
ひたすら歩いて到達した曲がり角の所にあった案内版を見てびっくり。
公開されているのは赤色の部分だけですが、全体がめちゃくちゃ広いのなんの!
脇にもやや天井の低い地下道が続いていますが・・・
ご覧のように鉄柵で塞がれているので、奥へ行くことは出来ません
こんな感じの横穴が多数存在しており、規模の大きさを実感しますね
こちらの横穴には、一定間隔で何かの跡が残っていますが・・・
トロッコの枕木の跡、とされる案内版。掘削当時の跡なんだろう?
入口から最奥部まで到達するのに、およそ15分。
写真を撮りながらの移動なのであまり参考にはなりませんが、広いことは間違いアリマセン。
行き止まり方式のため、あとは来た道を帰るのみ
金網で塞がれた横穴が多数あるだけで景色の代わり映えは薄いですけど、なかなかのインパクトでした。
脱出!
そんなこんなで、本土決戦最後の拠点「松代象山地下壕」でした。
<関連リンク>
□松代象山地下壕のご案内 – 長野市ホームページ