千葉の奥地で鉄道車両を屋外展示。「いすみポッポ」の丘へ足を運びました
地べたにドカンと置かれた千葉都市モノレール1000形
本来は高い所からつり下がっているはずの車両を、こんな姿で見ることになるとは!
・・・という訳で、千葉県いすみ市にある「いすみポッポの丘」へ足を運びました
養鶏業を営んでいるというオーナーによって作られたそれは、ちょっと変わった鉄道博物館でした。
おはようございます。とあるイベントのため東京へ遊びに行った翌日のこと
「いすみポッポの丘」へ遊びに行くため、船橋駅でレンタカーを借り高速道路へ
最寄り駅としては、いすみ鉄道の「上総中川駅」なのですが
列車本数と駅からのアクセス(徒歩30分程度)という点を考慮し、レンタカーで行く事にしました
夏場でくそみそ暑いですからね・・・
千葉東金道路と東金JCTを経由して首都圏中央連絡自動車道(圏央道)へと入る
暫定2車線で2013年に開通した割と新しい道路なのですが、交通量がさっぱり・・・。
茂原長南ICで降りてからも、一般道を30分ばかりひた走る
千葉の奥地に突如現れる鉄道車両。ポッポの丘に到着だぞー!
で、駐車場に入ると目の前にいきなり千葉都市モノレールが置いてあるんですよね
・・・何この光景?
ポッポの丘の看板と、入場0円の文字と詳細の案内が書かれていました。
右の看板には保存車両など、場内の様子がイラストで紹介されているのですが
施設のオープン以降、次々に新たな保存車両投入しているため既にイラストにない車両が多かったりする
保存車両は内部が売店に改造されており「入場料0円の代わりに色々買ってね」というスタイル
オーナーが養鶏業って事もあり、例えばこの車両内では新鮮な卵を販売していました。
場内のカフェTKG(たまごかけごはん)
その名の通り、新鮮な卵を使った自慢の「たまごかけごはん」が食べられるカフェなのですが
さすがに、夏場のこのクソ暑いなか食べる元気が無かったので、カフェメニューを注文。
座席は場内の保存車両内に配置されているスタイル。写真はいすみ200型気動車(204号車)
マンゴーフロートとコーヒーフロート。いずれも400円でした
とりあえずドライブの疲れを車内のテーブルで癒す事に。
カフェのおばちゃんに「北陸の方が涼しいですよ」と言われたので後で行ってみると
なるほど、両側の窓から風が通り抜けるので案外涼しい。
「北陸」というのは北陸鉄道のモハ3751。最初何のことかと思った(北陸だから涼しい?)
さっきのいすみ鉄道の車両と連結される形で展示されており、車内で行き来が出来ます
3両連結されてるうち、もう1両は銚子電鉄のデハ702。同じ千葉県の車両ですね
車内は物販コーナーとなっており、様々な商品が陳列されています
ちょっと車両の老朽化が気になりどころですが、ここはお買い物をして支援せねば。
そして比較的近年まで使われていた久留里線のキハ38形気動車も置かれていたり
車内は写真の展示場になっていました
久留里線の隣には、冒頭でも紹介した千葉都市モノレールが鎮座
なんか・・・何でもアリだなこのポッポの丘。
車体もステンレスなので、他の車両と比べて劣化も感じられなく見た目も綺麗
車内は写真の展示が行われていましたが、こちらも結構状態は良い。
一部募金をする事で体験出来るコーナーもあり。募金という名の課金コンテンツだ!
面白そうだったのが「テトロ」と書かれていた、この小さなレールと専用車両
手でハンドル(ペダル)をキコキコ回して前進する乗り物。小さいけど大人も座って遊べます
環状のコースに配置された複数の車両。ひとりで遊んでると、必然的に推進運転状態に
そしてこの車両、よく脱線します。
複数人で同時プレイすると面白そうだなぁと思ったり。
どっから集めてきたのか、4両くらい並んでる車掌車
中に入れます
こちらは営団地下鉄丸ノ内線400形(454号)。都内の幼稚園で保存されていたものを移設したそうだ。
車内は子供向けのオモチャが多数。路線案内は当時のものがそのまま残っていました
そして「ポッポの丘」の更に丘の上のエリアへ行ってみると・・・
まだまだ車両が置いてあるー!
っても、一番左の183以外は運転席部分のみをカットした状態。
これらは2015年現在、車内の公開はしていないそうだ。
客車が連結された状態で展示されている機関車(DE10-30)。これ羊蹄丸の車内にあったやつかい!
こんな所で再開する事になるとは・・・。(羊蹄丸を見に行った時の記事)
・・・っと、ざっくりと紹介しましたが、園内は大体こんな感じ。
ちょっとアクセスが大変ですが、屋外で豪快に展示されている所はなかなか無いかなと
一度足を運んでみると、結構面白いんじゃないかと思います。是非とも!
<関連リンク>
□ファームリゾート鶏卵牧場(ポッポの丘公式ページ)