迫力満点のトロッコ列車。京都嵐山の「嵯峨野トロッコ列車」の展望車が凄い
京都嵐山にトロッコ列車がある事をご存じでしょうか?
存在は知っていましたが、京都という超メジャーな観光地ゆえに避けてきた部分もあり、実は乗ったことなかったり
でもそんな京都嵐山のトロッコ列車。一度くらいは乗っておこうと思い足を運んでみましたが
乗ってみたらこれが意外にも面白かった!もっと早く乗っておくんだったーという感じでレポートです
2011年5月1日。世間では大型連休ことゴールデンウィークですね。
大型連休に京都へ行くとか混雑的な意味でちょっと心配でしたが、春でも秋でもないので大丈夫ですよね?
いつもは18きっぷで通り過ぎるばかりの京都ですが、今回はシーズン外だし時間優先で新幹線でGO!
一緒に行った方:回送列車のたつゆきさん
山陰本線に乗換えて、トロッコ列車の乗り場がある嵯峨嵐山駅へ
複線化工事も終わり列車の待ち合わせが無くなった分、京都駅からの移動時間が短縮されました
で、トロッコの乗り場は嵯峨嵐山駅を出てすぐお隣。なんかデカいぞ?
トロッコ列車は朝9時から毎時1往復の運行
連休での混雑が心配でしたが、運良く次の11時の列車の指定席券を確保できました
切符も観光列車っぽいデザインですね
って、なんだこれは!?
マルス券のようでマルス券じゃない少しマルス券っぽいこれが指定席券?(ちなみに復路)
表面の印字はまさにマルス券なんですが、紙が何というか厚紙というか。すごい違和感である
周辺をうろついて時間つぶし。出発時間が近づく頃には立席扱いの表示になってました
やはり人気のトロッコ列車か・・・
改札口には大勢の人が。何やらホームが狭いので号車順に改札を行っているとか
そのホームへ出てみると、山陰本線の脇のスペースに無理矢理造った感が漂います
折り返しトロッコ亀山行きとなる嵯峨野トロッコ5号がホームに入線
おー、機関車や機関車!
降車客と乗車客が狭いホームに入り交じる。こんな所で大混雑かいな!
嵯峨野トロッコ列車は山陰本線の旧線を走行・・・っと思ってたら、あれれ?
どうやら旧線へと分岐するまではJR山陰本線上を走行するとか。そんな構造になっているとは知らず
ゆっくり走るトロッコ列車がJRのダイヤの合間を走るとか熱いですね
JR山陰本線と分岐してこちらは旧線。分岐直後にトロッコ嵐山駅へ
ここでも多くの乗客がトロッコ列車に乗り込みます
列車は保津峡に沿って走ります。紅葉のシーズンはライトアップもされるそうで
しかし今日はまだ5月。景色もそれほど素晴らしい事も無く・・・
なんか出た!
お面を被ったこの人はどうやらトロッコ列車の関係者みたいです
トロッコ保津峡駅から列車に乗り込んだと思ったら、先頭の運転席からマイクパフォーマンス
その後は客車へと消えてゆきました・・・。何だったんだ?
トロッコから見える保津峡。
途中で鉄橋を渡るため進行方向左右どちらの席でも同じように景色が楽しめるのがポイント?
うーん、よく出来てますね・・・
約20分ちょいの運転で列車はトロッコ亀山駅に到着
「うーん、やっぱりこんなもんか?」
期待していたほどの面白味もなく、少々がっかりモード。帰りもトロッコなんですよね
トロッコの復路は並行するJR山陰本線で帰るって人も多く、往路に比べて復路の車内は空いてました
・・・しかし、復路は違った。
なんだこの車両。すげー!
車内放送で「空いている席はご自由にお使いください」と流れたので
なんか空いていた車両(5号車:ザ・リッチ号)へ行ってみたら、ここだけ全くの別空間だよ!
窓と窓枠が無いだけでこんなに迫力が違うとは!
吹き込む雨と風がちょっと冷たいですが、そんなのこの爽快さが吹き飛ばすぜ!
窓からひょっこり顔を出せます(※危ないです)
展望車はそのままトンネルに突っ込む。ここも迫力満点ポイント
走行音がトンネルに跳ね返って超うるさい。でも楽しい!
トロッコ列車の道中で何度か目にする鉄橋はJR山陰本線
希に列車が走り抜けます
貨車を改造したらしいこの客車。足元が透けて下が見えます
※ちなみに鉄橋の上で停車してます
まぁ怖い!
保津峡下りをしているだろう小さな舟が。あっちも乗ってみたいなぁ
向こうのお客さんがこちらに手を振っている。こちらも手を振って応戦だっ!
あっという間にトロッコ嵐山駅に到着。再びJR山陰本線を間借りしてトロッコ嵯峨駅へ向かいます
しかし右側の線路を走行してるって事は、JR的に考えたら本線逆走?これは胸が熱くなるな
いやいや、超オープン車両の5号車でした。普通の車両の数倍は楽しめました
こんなに面白いなら往路もここを狙って買うんだった。満席だったかもしれないけど・・・
「ザ・リッチ」ですか。時期と天候の条件が悪かったら阿鼻叫喚の予感・・・
そんなこんなで嵯峨野トロッコ列車でした。いやいや、面白かった!
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□嵯峨野観光鉄道公式ページ