水戸岡鋭治のドーンデザインによる観光列車「富士登山電車」に乗りました

□この記事は『鉄道むすめ巡り2nd、富士急行:大月みーな編』の続きの記事です

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せっかく富士急行に乗るのなら、観光列車に乗るしかない!

という訳で、富士急行の観光列車「富士登山電車」に乗車する事となりました
内装を見れば気付く方も多いでしょう、水戸岡鋭治氏のドーンデザイン研究所による車両です。

ドーンデザインといえば主にJR九州での特急列車や観光列車のデザインを手掛けた実績のある会社
そんな富士急行とドーンデザインによる観光列車にいざ乗車。

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スタンプラリーに引き続き関東圏で大雪に見舞われた日のこと
冒頭にも書きましたが、富士急行の観光列車「富士登山電車」に乗車します。

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ホームの雪に足をずぼずぼさせつつ、富士登山電車へ

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富士登山電車は2両編成。そのうち大月駅/河口湖駅側のにあるのは「青富士」というテーマの車両
座席のモケットは青をベースにしたもの。そして明るめの車内空間となっています

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富士登山電車は200円の「着席券」による乗車定員制度。座席の指定は無いので先着で好きな座席へ座ります
グループ客向けにボックス席。ひとりでも気兼ねなく座れる横長テーブルの座席なんかもあったり

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後発車両だけあってか、他のドーンデザインな車両で見たことある座席が
このカーブを描いたベンチ型の座席、わかやま電鐵の「たま電車」に採用されていましたね。

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内装が大きくリニューアルされており、とても改造車両という感じはしません

ドーンデザインの車両で共通するポイントは「木をふんだんに使う」こと
床や壁はもちろん、つり革だって木で出来たものを採用しています。

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富士登山電車には客室乗務員が乗車し、沿線のガイドやグッズの販売などを行います

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記念撮影用のプレートを持って車内をまわり、シャッターを押すサービスも客室乗務員のお仕事

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ショーケースに並ぶ小物類

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乗客それぞれ好きな座席に着席したの図
時間帯的に河口湖周辺で宿泊し、都心へと帰る人たちで賑わっていました

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続いてもう片方の車両、富士山駅側になるのは「赤富士」というテーマの車両

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青富士に比べて落ち着いたカラーリング。座席のモケットは赤をベースにしています

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ソファーのような座席と車内に設置された本棚
本棚の蔵書を確認すると、やっぱりありました水戸岡鋭治氏の著書『ぼくは「つばめ」のデザイナー』

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青富士と同様に座席の種類は様々。大まかな構造は青富士と同じなので、富士山を眺められる座席も健在

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荷棚もつり革もこの車両のためにデザインされたもの。こだわりが感じられますね

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そんな赤富士/青富士の富士登山電車に乗って、いざ大月駅まで帰ります

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しかし、あいにくの大雪で景色どころではない!

列車の行き違いを行う下吉田駅で対向列車が相当の遅れとのアナウンス
時間があるし、ホームへ出てみたらご覧の有様である

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内装にこだわるドーンデザインは外見もこだわります
ロゴマークを入れたりするのもお馴染みの手法ですね

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下吉田駅のホーム待合室にあったこの椅子。これもドーンデザインの予感

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下吉田駅は富士登山電車の運行にあわせ、ドーンデザインによってリニューアルされたもの
駅舎も見学しておきたい所ですが、この大雪だし今回はさっさと帰るとして見送ることに

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下吉田駅の構内にあるブルートレインテラスもご覧のように雪景色

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車内は現役当時に近い状態で保存されており、車内も見学できます

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再び富士登山電車に戻って大月駅を目指します

沿線で車窓から富士山が眺められるベストポイントとアテンダントの方が話すが雪で何も見えず
「天気が良ければ、このような富士山が見られます」と、乗客にポストカードを配布していました。

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富士山が見えなかったのは残念ですが、安心安定のドーンデザイン。楽しい車内空間でした
またいつか河口湖ほか富士五湖へ足を運びたいなぁと、富士急行を後にします。

さて、無事に名古屋へ帰れるかな・・・?

橋本わかば編に続きます

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