現存する数少ない扇形車庫を見に行こう。天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅へ

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かつて全国各地の機関区に存在した扇形車庫
転車台を中心に扇の形に広がった機関車庫ですが、鉄道の電化や老朽化などが原因で姿を消しています。

しかしながら、少数の扇形車庫が全国にまだ残っています。天竜浜名湖鉄道の天竜二俣運転区もそのひとつ。
友人に「天竜浜名湖鉄道乗りに行こうぜ」と誘われたついでに、天竜二俣へと足を運んでみました。

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はい、という訳で色々とすっ飛ばして遠州鉄道の新浜松駅へやってきました。
扇形車庫のある天竜二俣駅へのアクセス方法は概ね3パターンありまして

?新所原から天浜線

?掛川から天浜線

?浜松から遠州鉄道を経由して天浜線

と、こんな感じ。
新浜松に居るという事は、今回は?の天浜線経由でのアクセスである事言わずもがな

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天浜線に乗るにあたり、遠州鉄道と天浜線の西半分または東半分に乗れるフリー乗車券を購入しました。
きっぷは1,450円なので新浜松から天竜二俣へ行って、新所原へ帰るだけでも元が取れます。

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遠州鉄道に乗るのは結構久しぶり。本数も乗客も多く、浜松市民の生活の足になってる感じですね。

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どちらかといえば古い路線ですが、一部は高架化されてるし日中12分間隔運転となかなか侮れない。
路線は主に単線で構成されており駅で列車の行き違いを行う。単線高架ってなんか強いな

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終点の西鹿島に到着。

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遠州鉄道とはガラッと雰囲気が変わって天竜浜名湖鉄道のホームへ。
接続する天竜二俣行きの列車に乗ります。

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ふた駅で天竜二俣駅に到着しました。

西鹿島から東側(掛川方面)へと進みますが、天竜二俣までは西ルートのフリーきっぷでも乗車可能
もちろん、観光スポットでもある扇形車庫の存在が影響しているのでしょう。

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さて、転車台を見に行きたいのだが、何処でどう手続きすればいいんだろうか?
少し離れた場所にある扇形車庫は、駅のホームからちらっとその姿を確認出来る。

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とりあえず駅を出てみよう。

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どうやら転車台と扇形車庫の見学は決まった時間に開催する「見学ツアー」の参加が必須のようだ。
てっきり自由見学出来るものだと勘違いしてた。危ない、変な時間に来なくて良かった

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窓口でツアー料金を支払う。天浜線利用者は200円、それ以外は300円という区分

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午後のツアー開始時間まで微妙に時間があったので、駅前のドラッグストアへ行ったり
目の前の公園に置いてあった蒸気機関車を間近で見たり。

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運転台に入れるみたいですが、保存状態はぼちぼち。

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開催時間となり案内役のスタッフに誘導されて、駅構内を横断して駅舎の反対側の道路へ出ます

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駅を外側から迂回するようなかたちで扇形車庫のある検車区へと案内される。

まず最初に紹介されたのは、登録有形文化財に登録されている高架貯水槽。
ちょっと前まで現役だったそうですが、耐震補強のために土台部分を改修し、貯水槽としての機能は失っているとの事。

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運転区事務室の横を通り抜ける。今でも現役の建屋の雰囲気は、当時の機関区を彷彿させる?

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当時は機関車の車両区であったため、石炭の汚れを洗い流すであろう大浴場が窓から見える。
現在は使っている雰囲気は無く、ヘッドマーク置き場になってました。

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別の窓をのぞくと、さり気なく置かれた運賃表。東京都区内まで1,220円っていつの時代だこれ?

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テープで雑にマスキングして書かれた「車両区」の文字
うーん、時代を感じますね・・・。

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はい、そんな感じの車両区を抜けて転車台と扇形車庫までやってきました。

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デモンストレーションのため、転車台に列車を乗せて回転させるとの事。
てっきりぐるり一周大回転の大盤振る舞いをするかと思いきや、線路ひとつ分だけ回転させただけでした。

そうえいば、ガイドのスタッフ(おばちゃん)が案内で「天浜線はお金が無いんです」と自虐的に話してたっけ・・・。

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若干のデモンストレーションが終わった所で、転車台と扇形車庫に近寄れる状態に。
扇形車庫も転車台も現役で使っており、それぞれ車両が収められている状態でした。

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転車台を近くで見る。雑草が生い茂ってるのが気がかり・・・。

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車両が入ってない車庫

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「ドアは老朽化でもう閉めることが出来ません」とガイドが話していたので、近くを見て納得。
この扇形車庫も登録有形文化財なのだが、修繕して維持する余裕は無いようだ。

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扇形車庫の脇にある小部屋は「鉄道歴史館」として、天浜線や前身となる二俣線に関する資料が展示されている。

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近代化で使わなくなった鉄道設備やら昔の写真やら、古いものから新しいものまで様々。

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あまり整頓されている感じはしない。

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移動と転車台、扇形車庫と資料館を合わせて見学時間は40分程度でした。

それほど規模は大きくもなく、蒸気機関車が展示されているわけでもありませんが
ローカル線にひっそりと残った鉄道遺産。足を運ぶ甲斐は十分に感じた天竜浜名湖鉄道でした。

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そんなこんなで天浜線。帰りは新所原まで移動しましたが、結構時間掛かるのね・・・

<関連リンク>
天竜浜名湖鉄道公式WEBサイト

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