三池炭鉱関連施設めぐり。三池炭鉱専用鉄道敷跡と三池港(福岡県大牟田市)

□この記事は『三池炭鉱専用鉄道敷跡と万田坑跡(熊本県荒尾市)』の続きの記事です

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引き続き三池炭鉱の関連施設めぐり。
万田坑から三池炭鉱専用鉄道敷をたどり、三池港を訪れました。

・・・ほんのわずかな、遺構を求めて。

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万田坑から進路を西へ。
この鉄道敷跡は、かつて三池炭鉱で産出された石炭のを船で運び出すために開港された、三池港へと続いています。

相変わらず線路も枕木も残っていませんが、この辺りは高圧電線の用地として転用されています。

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鹿児島本線をオーバーパス

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道路との交差部も撤去されず、そのまま残っています。
鉄橋部には「三井三池港」の文字が読み取れる

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高圧電線はしばらく続く・・・

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あのパイプは廃線後に設置されたものだろうか?

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線路脇をレンタサイクルで歩いていたら、こんなコンクリートの遺構を見つける

あれー、これってまさか駅っすか?

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この形状、間違いなく駅のプラットホームじゃないですか!
炭鉱専用鉄道なのだから、てっきり貨物線かと思ってたけど旅客駅が存在してたんですね。
(実は詳細まで調べずに現地へ来ている)

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後々に調べてみると、これは三井三池鉄道の西原駅(跡)らしい
ここから大勢の炭鉱マンを運んでいたのでしょうか。残ったプラットホームから色々と想像してみる

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で、何が準備中なんでしょうかね?(謎の準備中プレート)

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このあたりで東から西へ進んでいた線路が北の方へ向けてカーブします。
大勢の人姿が見えたので、何かなーっと思ったら神社への参拝者のようです。そういえば新年でしたね(汗

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再び線路跡。看板の文字が電話番号だけ残って消えてしまっている
その携帯番号も1999(平成11)年に11桁化する前のじゃないですか。

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線路跡を追っかけて北上。この写真のあたりから再び県境を越えて、福岡県になります。

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三池港付近では、レンガ造りの構造物がちらほら残っていますね。

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こんな所にも大牟田市の案内版がありました。

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同じように専用鉄道跡と紹介されていますが、住宅街に比べるとここら辺は分かりづらいですね

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三池港まで到着しました。港湾地区への大型トラックが頻繁に往来するのでちょっと怖い

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ぐるり周囲を見渡すと、何か三池炭鉱に関連しそうな建物がありましたよ!

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案内板には「旧長崎税関三池税関支署」と書かれています。
近代化産業遺産には「三池港」として指定されていますが、これは含まれているのかな?

なお、館内には入れず外から建物を見るのみ。

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その建物の脇に、ほんの少しだけの線路が残っていました。
敢えて残してあるのかよく分かりませんが、残し方が結構雑やで

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なんかものすげー曲がってるんですけど・・。

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閘門を見に行こうと思ったのですが、どうやら南側は立入禁止エリア内っぽいので見に行くことは出来ず

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古い地図には線路がびっしり書かれていましたが、殆ど残っていない模様。

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でもまぁ、ほんの僅かな線路跡が見られたので良しとしましょう。
海風が強く結構疲れたので、ここらで引き上げにします。

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大牟田駅へ戻る途中、新たな三池炭鉱関連遺産を見つける。

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外見からは炭鉱っぽく見えませんでしたが、ここは三池炭鉱の坑道のひとつ「三川坑」だった
門は固く閉ざされていますが、どうやら定期的に見学会(要事前申込)を行っているらしい

うわー、これは是非見てみたい!!

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っと、そんな感じの三池炭鉱関連遺産めぐりでした。
自転車返却のため、西鉄大牟田駅へと戻ってきました

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大牟田駅からJRで博多方面へ戻ります。

ちょっと駆け足気味の三池炭鉱関連遺産めぐりでしたが、見応えは十分でした
けれども入れなかった施設や、見られなかった博物館などいくつか存在したので、また是非とも訪れたい!

□名古屋へ帰るまでの話題に続きます

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