手軽に登れる標高3,026メートルの乗鞍岳最高峰「剣ヶ峰」は、まさに雲の上の世界だった!

□この記事は『ここは標高2,702メートルの世界。紅葉シーズンを迎えた乗鞍岳は別世界だった!』の続きです。

IMG_9996
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰の標高は3,026メートル
前の記事でも書きましたが、バスターミナルから高低差わずか300m、90分ほどで山頂へ辿り着けます。

手軽とはいえ、少し大変な登山。しかし山頂へ到着した時の達成感と眺望は最高のものでした。

IMG_9757
しばらく砂利道を歩いていましたが、目の前に巨大な山が見えてきました

これからアレを登るのか・・・。しかし、登山道っぽいのが無いんだけど、どこ登るんだろう?

IMG_9758
あ、居た。

山がデカ過ぎて気付きませんでしたが、望遠レンズで寄ってみると確かに小さな人の姿が
標高差300メートル程度と甘く見ていましたが、やっぱり大変そうだ

IMG_9765
山小屋の裏手あたり、どうやらここからが本番になるみたい
よーし、いっちょ山頂を目指しますよー!

【10分後】
IMG_9773
大して景色は変わらず。大きな岩が多いため、歩きやすそうな場所を見つけて進みます

【20分後】
IMG_9780
時折、短めの休憩を取りながらひたすら登る
普段登山どころか運動すらロクにしない素人なので、無茶は禁物ですからね。

【30分後】
IMG_9790
同行者との会話も減ってきた・・・。視界が悪くなってきたけど大丈夫かな?

【40分後】
IMG_9796
上の方までやってきた。案外ゴールは近いのかな?

IMG_9800
って思ったら山頂はまだ先だったー!

山の陰に隠れていただけで、ゴールが近いと思ったらまだ先だったというガッカリ感

IMG_9808
こちらは乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰のすぐ隣にあり、蚕玉岳(こだまだけ)という名称らしいです。
標高2,979メートルだそうですが、2位じゃ駄目なんです!

IMG_9813
くそー、ゴールまではあと一歩。
視界が更に悪くなってもの凄い強風に襲われているんですが大丈夫ですかね?

【55分後】
IMG_9824
山頂近くの山小屋まで到着。この頃にはさっきの悪天候が嘘のように

IMG_9828
山頂まであと少し・・・。もう少しで到着や・・・・。

IMG_9833
そして・・・。

IMG_9835
すっごい景色だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

山頂付近へ到着すると、そこに広がるのは大パノラマ。
ここまでの疲れを一気に忘れるくらいにテンションが上がる

IMG_9842 IMG_9846
おっと、まだ山頂ではなかったな。ここが最後の岩場のようだ

IMG_9854
小屋の正面側に回って・・・

IMG_9875
乗鞍岳最高峰、標高3,026メートルの剣ヶ峰に無事登頂しました!

看板の案内より15分ほど余計に時間が掛かりましたが、怪我なくここまで来られたのは良い事です。
手軽に登れる場所だけど、標高3,000メートルまで来たぞー!

IMG_9882
目の前に広がる火山湖。

IMG_9891
山頂には神社がありました。

IMG_9895
標高が書いてある木の柱は撮影スポット。やっぱりここで撮影しますよね。

IMG_9917
荷物から取り出したのはコンビニおにぎり

IMG_9922
ただのコンビニおにぎりですが、一面の大パノラマを見ながら食べるそれは、ひと味違いましたね。

IMG_9936
ここで休憩がてら食事をするのは皆同じ

中には登山用コンロで湯を沸かし、コーヒーを飲んだりインスタントみそ汁を作って飲んでいる人も
うん。それをやりたい気持ちはよく分かりました。

IMG_9952
山頂なので、どの方角を見ても景色が楽しめる。

IMG_9964
松本方面は変わらず雲海が広がる

IMG_9985
バスターミナル付近からも見えた紅葉エリア。山頂から見るとこんな感じ

IMG_0026
休憩も兼ねていたのですが、気付いた頃には1時間も経過していました
ずっとここで景色を見ていたいのですが、そろそろ混んできそうなので下山しましょうか。

IMG_0033
よっしゃー!下山だ!

IMG_0041 IMG_0045
あの景色を見たという満足感もあり、下山は精神的に楽だったのですが進んでも進んでも先は長い
これだけの経路をよく登れたなぁと関心する。よく頑張った!

あと、読みは正しくこのくらいの時間(12時)になると軽装の登山客の姿が目立ってきました
早い内に登って降りてきたのは正解でしたね。

IMG_0055
山小屋のあたりまで戻ってきて、剣ヶ峰を振り返る。良い景色をありがとう!

もうちょっと下って紅葉を楽しむという選択肢もあったのですが
さすがに膝がガクガクしてたので、今日のところはこれで帰る事にしました。無理はアカン

IMG_0120
バスターミナルまで戻ると長蛇のバス行列が!

IMG_0126 IMG_0128
松本側へ降りるアルピコ交通は6台運行というその数に驚く。

IMG_0123 IMG_0124
岐阜方面に帰るのはこっち。乗客はそこそこ
人口の事もあると思いますが、岐阜側は午前中に日陰となってしまうため、長野側の方が人気らしい

IMG_0133
2台運行の濃飛バスにて、ほおのき平駐車場へ帰りました
帰りのバスでも紅葉・・・という訳にもいかず、さすがに疲労でウトウトしてました。

IMG_3752 IMG_3772
駐車場から車に乗り込み、帰る前に平湯温泉へと立ち寄ります
平湯温泉にはいくつか日帰り入浴施設がありますが、選択したのは「神の湯」という入浴施設

入浴施設なのですが大きな建物はなく、あるのは受付と脱衣所のみ。というワイルドなところ

IMG_3764
受付で入浴料(500円)を支払って露天風呂へ。
右が脱衣所で、左の目隠しをヒョイと覗くともう露天風呂という構造

IMG_3757
誰も入ってないタイミングを狙って撮影。

源泉に加水をしているそうですが、それでも熱い湯。そして強い硫黄臭
私の大好きな「いかにも温泉」って感じで大満足。登山の疲れも少し和らいだかな?

IMG_3776
10月とは思えない天気でしたが、暑くもなく寒くもなく登山をするには絶好でしたね。

行程的には大したことないかもしれませんが、ひとりの人間が登山の面白さを知った一日でした。

コピペ用
関連する記事