にいはまに羊蹄丸がやってきた!青函連絡船「羊蹄丸」の最後の姿を訪ねて愛媛県新居浜市へ

□このページは『神戸三宮発うどん県行きジャンボフェリー乗船記』の続きの記事です

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青森と函館を海上で結んだ青函連絡船。青函トンネル開通により、その役目を終えました

羊蹄丸は青函連絡船として任務を終えた後に、東京お台場の船の科学館にて1996年より一般公開されていましたが
そのお台場での一般公開も2011年に終了し、無償譲渡として名乗りを上げたのが愛媛県新居浜市という事です。

しかし、新居浜市は「資源リサイクルのための研究」として羊蹄丸を譲り受けました
最終的に解体されてしまう羊蹄丸。その解体までの最後の一般公開を見に行くため、新居浜へと足を運びました

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2012年6月8日()。おはようございます。
宿泊していた高松市内のホテルを後にして、朝からレンタカーを借ります

羊蹄丸の最後の一般公開を行っているのは、愛媛県新居浜市にある港ですが
会場は公共交通機関的にはとても不便な場所にあるため、レンタカーと高速道路を使う事にしました。

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高松市内から車で約1時間半。会場となる新居浜港に到着しました。

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開場時間は10時からなのですが、既に長い列が出来ていました
公開最後の週末という理由もあるかもしれませんが、地元ではかなり注目されているのですね羊蹄丸。

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会場では屋台も出店していました。横手やきそばに十和田バラ焼き・・・美味しそうだ

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新居浜市制施行75周年記念、新居浜高専創立50年記念という事で羊蹄丸が新居浜へやって来ているらしいです
でも、羊蹄丸の引取先公募から決定までのスパンが短かったので、その辺りは大人の事情・・・。

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羊蹄丸のマーク。なぜイルカ?

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煙突に書かれているのはJNR(国鉄)のロゴマーク。煙突のマークはファンネルマークと呼ぶらしいです
国鉄民営化後にはJR北海道のロゴに取り替えたそうですが、船の科学館で展示するにあたり再びJNRに戻したとか

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午前10時となり先頭から順番に羊蹄丸へと入船します。桟橋はこの一般公開のために作ったのかな?
大勢人が並んでいましたが、船内は広いしあっという間に自分の番へ

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ちなみに見学料は大人500円。前売り券を持っていないので入口で購入しました

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そんなこんなで羊蹄丸船内へ。

外観は青函連絡船現役時と変わらぬ雰囲気ですが、船内はエスカレーターがあったりと、かなりの風変わり
この辺りは船の科学館として公開する際に、大きくリニューアルされたようです。

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公開終了を前に、入場者が5万人を突破という貼り紙がありました

4月27日から41日目で5万人達成。単純計算で1日約1,200人が来場したことに
四国にはあまり縁の無い青函連絡船ですが、かなり注目されていた事は間違いなさそうですね

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さて、風変わりした船内ですが、当時のパネル展示や乗船券などを展示する資料館スペースもちゃんとありました
個人的にはここが一番見たかった場所。青函連絡船には乗船した事が無いので、こういった資料は貴重なのです。

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船長サインカード?

船長という特別な職務をしているとはいえ国鉄職員。そんなに船長は人気だったんでしょうか・・・?

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こちらは昭和30年の青森を再現した「青函ワールド」というスペース
船内にあるかつての車両甲板を改造して作った、巨大ジオラマとでも言えば良いでしょうか

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青森といえばりんご。箱詰めされたりんごを売るおばちゃんのマネキンややけにリアル

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そしてこちらも、りんごを売るおばちゃん

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こちらは魚屋みたいですね

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そしてりんごを売るおばちゃん・・・

りんごばっかじゃねーか!

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色々な商店がありましたが、りんご屋が圧倒的に多かったです
当時の青森が本当にこんなのだったのか、それとも多少は誇張されているのか。はてはて・・・

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商店を進んだら、こちらは青森駅を再現したスペース

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青函連絡船といえば、有名なのが「かつぎ屋」と呼ばれた女性たち
一般旅客に混じり、主に米などの物資を運ぶ事を仕事としていたそうです

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昭和三十年頃・かつぎ屋のお母さん達が家族をささえるために、骨をきしませながら背負ったお米です。
あなたには背負うことが出来ますか!!試してください。

昭和三十年十二月 青森駅長

何という威圧感。しかも駅長名義ってナンダソリャ状態

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その案内を見て持ち上げてみる人がちらほら
私も持ち上げましたが、さすがに60kgは重たいです・・・。こんな重労働だったのね

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荷物に埋もれるかつぎ屋のお母さん(のマネキン)

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こちらは荷物を運ぶ赤帽のマネキン。顔が怖い

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ちょっとハイカラな左のマネキンは都会から来た人という設定らしく

「青森ってとこがこんなに寂れてるなんて思わなかったよ!」

なんて音声が流れていました。つまり馬鹿にしてる?

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かつての車両甲板を利用して保存されているのはスハフ44系客車
ただし車両内には入れません。残念・・・

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DE10系機関車もあったりします。

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客車や機関車の下にはレールが張られており、かつての車両甲板の名残が垣間見えますね
後ろに写ってる白いのはスクリーンでビデオが上映されていました。

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11時より青函シアターで、何やらビデオが上映されるらしいので行ってみました

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ビデオの内容は青函連絡船の誕生から国鉄民営化、青函連絡船終航までを記録したドキュメンタリー

途中に起きた沈没事故や、それを教訓にした船舶の開発などかなり凝った内容
このビデオを見るだけで、他の船内のパネル展示とか見なくても良いくらいでした

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しかし2時間にもわたる超大ドキュメンタリーでした。長いよ!

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みちのく銀行・・・。

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2時間の超大ドキュメンタリーで疲れた所で次の展示へ
別のフロアでは羊蹄丸や宇高連絡船の写真展が開催されていました

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どれも今となっては見られない羊蹄丸や、当時の駅の様子などを写していました

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続いては屋外のデッキへと出てみます

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羊蹄丸から見える駐車場。多くの車が並んでますね

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雲も少なくなり青空が時折見えてくる。なかなか良い景色ですね
・・・まぁ、船が動いてないのが残念ですが。

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ファンネルマークを間近で見る。JNR!JNR!!

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船舶の先頭付近にある操舵室。多くの機器類が置かれるこの部屋も人気で、室内はかなりの混雑でした

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ここが船長が舵を握る場所かな?

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操舵室を出て再びデッキへ。あれ・・・向こうに見えるあのフェリーは?

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あー、オレンジフェリーだ!

そういえば大阪行きのオレンジフェリーが出港するのも、この新居浜港でしたね
昔ここへ来たことあるし、あのフェリーに乗ったことあるし!とテンションが上がります

<過去記事リンク>
鉄分無しの四国紀行。アイマス設置店めぐり、と観光(その3) [終]
春のしまなみドライブツアー。アイマス設置店めぐり(その4:オレンジフェリー編)

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他にも何部屋か展示がありましたが、青函連絡船とは直接関係ないので割愛。
ドキュメンタリーを含めて、何だかんだで3時間半の滞在となりました。

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展示の内容も面白かったし、最後の週末に、わざわざ四国まで足を運んだ甲斐がありました

来月にも解体される羊蹄丸

個人的な思い入れはありませんが、ありがとう。羊蹄丸
そして、お疲れ様。羊蹄丸

<次回に続きます>
かつて世界一の産銅量を誇った別子銅山。愛媛県新居浜市のマイントピア別子へ

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