小説「ともだち同盟」舞台探訪、第一章山陽電気鉄道「月見山駅」神戸電鉄鵯越駅
引き続き小説「ともだち同盟」探訪の話題を。今回は第一章に登場した神戸電鉄の鵯越(ひよどりごえ)駅です
山陽電鉄沿線がメインの舞台となる同作品ですが、神戸電鉄も登場したりと神戸周辺が広く登場します
出発地点は探訪の順序の都合もあり、山陽電鉄の須磨駅から鵯越駅へと向かいます
本当は作中のそのシーンに合わせた場所からスタートするべきですが・・・・。
おっと、ちょうど阪神梅田行きの直通特急がやって来ました
三宮のちょっと手前、神戸電鉄へは神戸高速の新開地駅で乗換えとなります
しんかいちー。
電車を降りて階段を上がり神戸電鉄へ向かいます
連絡通路の途中にあった立ち食いそば屋。その名も高速そば
もの凄く早く注文したそばが出てきそうな気がしないでもないですが
単に「神戸高速」の「高速」から名前を取っているのは言うまでもありませんね。
少しだけ離れた神戸電鉄のホームに到着。乗る予定の電車が入線してます
ちなみに、便宜上「神戸電鉄」と呼んでますが、隣の湊川までの1駅間は神戸電鉄とは別運賃の別会社であり
実際は神戸高速の「南北線」。これが神戸民鉄マジックというか分かりづらいのが正直な所
普通列車の3分後に普通列車が運行・・・。なぜに?
粟生(あお)行きの電車に乗りますよー。
目的地の鵯越駅は新開地駅から4駅目。比較的近場ですね
新開地を出て10分くらい。短めのトンネルを抜けたその先に鵯越駅が見えてきました
鵯越駅到着
ってあれ、電車は結構な乗車率でしたがこの駅で降りる人は僅か数名でした
とりあえずホームを歩いて改札口の方へ向かってみましょう
反対のホームへ向かう跨線橋が閉鎖されてる・・・
上下線のホームに改札口があるので不要になったのでしょう。
改札を抜ける前に便所へ立ち寄ると、その水道の蛇口にはこんな注意書きが
神戸でも場所によってはそんな寒冷地だったのですか。知りませんでした
改札口は無人で、三台ある改札機が少し過剰にも感じました
作中では弥刀と千里が高校の最寄り駅の改札で合流して鵯越駅に向かうという内容。
上記引用はその際の千里のセリフです
弥刀と千里は神戸電鉄の長田駅まで歩いたという事なので、長田駅から鵯越駅までの運賃は170円
神戸電鉄の板宿駅近辺には高校が実在するので、高校の最寄りが板宿駅と仮定すると運賃は530円
Googleマップで検索するところ板宿駅から神戸電鉄長田駅までは約3.5kmで徒歩約45分程度
この360円を節約するために45分歩くのか・・・?と思いますが、高校生ならこのくらいの距離は余裕で歩けるでしょう
特定の駅を超えると運賃が跳ね上がるのが神戸高速マジックなのです。
作中にはその辺も意識して書かれているのが面白いですね
夜になると夜行性の獣が飛び出してきそうだった。
駅前の様子1
駅前の様子2
駅前の様子3
駅前の様子4
うーん、周囲に住宅がちらほら見えるので住宅街の駅にも思えますが
山間部の駅と言われれば、そんな気がしないでもないです。
駅前をうろうろしても登山道なんて何処にもないじゃーん!
っと、ふと駅前に設置された案内板にはハイキング道?
あー、改札口横にこんな道がある。登山道ってのはこれか?
奥へ進むと確かに登山道っぽい道が。弥刀と千里はここを進んでいったのかな?
この先での展開は・・・気になった方は本編を読んでみてください
既に「ともだち同盟」の内容をご存じの方はニヤニヤと
日が暮れる前に行っておきたい場所があるので、鵯越駅探訪はこのくらいで
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□著者:森田季節さんのBlog「森田電鉄」